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3 - おかえり

♥

101

2024年12月25日

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その日は 、 本当に唐突に

何を思ったか分からないけど 寂しかったんだ

誰かと一緒にいたかった 。 だから 、 ここに来た

孤児院管理人

好きなの持ってってよ 。

孤児院管理人

もうここじゃ育てられなくてね

tehyonn

あの子 ...

Jungkook

... ,

孤児院管理人

あぁ 、 あいつ ?

孤児院管理人

あいつ ... 、 名前なんだっけ

孤児院管理人

来年で18だからね 、 もうそろそろ出てくかな

tehyonn

... あの子にします

孤児院管理人

りょーかい 。 やっと減ったよ

孤児院管理人

おいお前ー 、 新しい親だぞ〜

Jungkook

... ??

君を選んだ理由は 、 ただ単に 可哀想だったから

tehyonn

ここが君の新しいお家だよ!

Jungkook

だれ ... ?

tehyonn

俺はテヒョン 、 ヒョンって呼んでね

Jungkook

... ヒョン

この日から始まった 君と俺の生活

テヒョン母

「養子なんか貰ってどうするのッ!!」

テヒョン母

「貴方に育てるお金があるの ??」

tehyonn

だ 、 大丈夫だから

tehyonn

母さんには迷惑かけないから さ

あの日 僕はヒョンと 、 電話の人の会話を 聞いてしまった

ヒョンは 、 電話が苦手で家だとスピーカーにする癖がある

tehyonn

ごめんね 、 ちょっと隣の部屋行ってくる

Jungkook

うん

もう 、 丸聞こえだよ

僕は 、 ついこの前ヒョンに拾ってもらった孤児院育ちのろくでなし

拾ってもらったけど どうせまた捨てられる

でも 、 ヒョンなら ...

僕のこと 、 捨てないでいてくれる ... ?

大丈夫、ずっとじゃないから

その声は、僕にはっきりと 聞こえてしまった

Jungkook

... 、 ヒョン ?

あぁ、探しすぎて幻聴まで 聞こえてきちゃった

懐かしいな 、 この声 優しくて淋しそうな君の声

tehyonn

ごめんね ッ 、 ごめん

tehyonn

俺のせいだ ... ッ、

Jungkook

ヒョン...なんでこんなところに

tehyonn

... ぇ

tehyonn

ジョングガ なの?

Jungkook

僕 、怖くって あんな手紙まで書いたのに

Jungkook

死ねなくって ... ッ泣

目の前には 目の周りを真っ赤にした ジョングガが立っていた

守れなかった ... と、思った、のに

tehyonn

生きてる ッ 、

tehyonn

良かったぁ"ッ 泣

Jungkook

ッ!?

数時間後

俺はあの後 、 グガを抱きしめて泣きながら1時間近く動かなかったらしい

二人でいたこの家で 、 グガに起こされた

この家には、君とのたくさんの 思い出が詰まってる

tehyonn

おかえり

俺はそう言った

手紙は 、 君の手の中で静かに うずくまっていた

『手紙』 END

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