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9 - あの夏が飽和する/🐤🥂リメイクver.

♥

11

2024年10月09日

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今回は過去作のリメイクです

過去作:あの夏が飽和するリメイクver.

3タップ後スタート

「昨日人を殺したんだ」

i🥂

君はそう言っていた。

i🥂

梅雨時ずぶ濡れのまんま、

i🥂

部屋の前で泣いていた。

i🥂

夏が始まったばかりというのに、

りう🐤

ブルブル

i🥂

君はひどく震えていた。

そんな話で始まる、あの夏の日の記憶だ

りう🐤

殺したのは隣の席の、いつも虐めてくるアイツ、

りう🐤

打ち所が悪かったんだ、‪‪‪w‪

りう🐤

もうここには居れないと思うし、

どっか遠いとこで死んでくるよ

そんな君に俺は言った

i🥂

それじゃ俺も連れてって

財布を持って

ナイフを持って

携帯ゲームもカバンに詰めて

i🥂

要らないものは全部壊していこう。

i🥂

あの写真も、

i🥂

あの交換日記も、

今となっちゃもういらないさ

人殺しと

ダメ人間の

君と

僕の

旅だ

そして僕らは逃げ出した

この狭い狭いこの世界から

i🥂

家族もクラスの奴らも全部捨てて

i🥂

君と2人で

りう🐤

遠い遠い誰も居ない場所で2人で死のうよ、‪‪‪w‪

i🥂

もうこの世界に価値などないよ

i🥂

人殺しなんてそこら中湧いてるじゃんか

i🥂

君は何も悪くないよ

君は何も悪くないよ

りう🐤

結局僕ら誰にも愛されたことなどなかったんだ

りう🐤

そんな嫌な共通点で僕らは簡単に信じあってきた

i🥂

ギュッ

i🥂

君の手を握った時、微かな震えももう既になくなっていて、

誰にも縛られないで

二人線路の上を歩いた。

金を盗んで

2人で逃げて

今更怖いものは僕らにはなかったんだ

i🥂

額の汗も

りう🐤

落ちたメガネも

今となっちゃどうでもいいさ

あぶれ者の小さな逃避行の旅だ

りう🐤

いつか見た優しくて、誰にも好かれる主人公なら、汚くなった僕達も見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな?

i🥂

そんな夢なら捨てたよ、‪‪‪w‪

i🥂

だって現実を見ろよ

シアワセ

i🥂

の四文字なんてなかった、

i🥂

今までの人生で思い知ったじゃないか。

i🥂

自分は何も悪くねぇと誰もがきっと思ってる

あてもなく彷徨う蝉の群れに、

水も無くなり揺れ出す視界に、

迫り狂う鬼達の怒号に

バカみたにはしゃぎあい

i🥂

ふと君はナイフを取った。

りう🐤

君が今まで傍にいたからここまで来れたんだ。

りう🐤

だからもういいよ

りう🐤

もういいよ、泣

りう🐤

死ぬのはりう🐤1人でいいよ

ザシュッバタッ

i🥂

そして君は首を切った。

i🥂

まるで何かの映画のワンシーンだ。

i🥂

白昼夢を見ている気がした。

i🥂

気づけば僕は捕まって、

i🥂

君がどこにもいなくって、

i🥂

君だけがどこにもいなくって、

そして時は過ぎていった

ただ暑い暑い日が過ぎていった

i🥂

家族も

i🥂

クラスの奴らも居るのに、、、

i🥂

何故か君だけはどこにも居ない

i🥂

あの夏の日を思い出すッ、

i🥂

僕は今も今でも歌ってる

i🥂

君をずっと探しているんだ

i🥂

君に言いたいことがあるんだ、

i🥂

9月の終わりにクシャミして

i🥂

6月の匂いを繰り返す

i🥂

君の笑顔は

i🥂

君の無邪気さは

i🥂

頭の中を飽和している。

i🥂

誰も何も悪くないよ。

i🥂

君は何も悪くはないから

i🥂

もういいよ

i🥂

投げ出してしまおう

そう言って欲しかったのだろう?

i🥂

なあ?、泣

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