ある日、私がクラスメイトの颯人から貰った プレゼントは奇妙な物だった。
颯人(はやと)
菜々子(ななこ)
颯人(はやと)
菜々子(ななこ)
颯人(はやと)
菜々子(ななこ)
学校帰りに、手渡されたのは手のひらサイズの 「雪だるま」 だった。 もちろん私は大切に持ち帰った。 幼稚園からずっと仲良くしていた幼なじみからの 思いがけないプレゼントだったのだ。
菜々子(ななこ)
菜々子(ななこ)
菜々子(ななこ)
翌日
お母さん
菜々子(ななこ)
菜々子(ななこ)
お母さん
菜々子(ななこ)
お母さん
私にとってはとても急な事だった。 けど、親達は知っていたらしい。 颯人は私には転校の事を教えないで欲しい と言っていたそうだ。 最後までいつも通り接してほしかったみたいだ。
菜々子(ななこ)
お母さん
お母さん
菜々子(ななこ)
私はその夜、カーテンの隙間から 雪だるまを見つつ、泣きながら眠った。
夢の中
菜々子(ななこ)
菜々子(ななこ)
雪だるまは何も言わずに 真っ白な空間で(青だけど白だとしてください泣) ランニングを始めた。 私の中心にした大きな円を描きながら 小枝の腕を振ってぴょんぴょん跳ぶように走っている。
菜々子(ななこ)
雪だるま
菜々子(ななこ)
菜々子(ななこ)
菜々子(ななこ)
大声で何度も呼びかけたが返事は無かった。 ただボタンの目をこっちに向けて、毛糸を埋め込んで 作られた口を笑顔の形にしただけだった。 雪だるまは走り続け、汗をかき、少し溶けた。
菜々子(ななこ)
菜々子(ななこ)
翌朝私はベランダの雪だるまを見て驚いた。 まわりの雪より速いスピードで溶けていて、 頭の半分がなくなっていたのだった。
菜々子(ななこ)
颯人からの最後のプレゼントが消えてしまうのが嫌で あわててベランダに残っていた雪をかき集め、 頭のへこみに入れ、元の形に戻した。
皆さん見てくれてありがとうございます! 続きも必ず出しますので少々お待ちください!
コメント
1件
意味不だったらごめんなさい💦