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僕の彼女は

いつも可愛い

咲子

おはよー、秋くん

秋多

おはよう、咲子

彼女が笑えば

それだけで僕の世界は

色鮮やかになる

秋多

咲子

咲子

んー?

秋多

好きだよ、

秋多

今日も可愛い

咲子

・・・

咲子

秋くん、

咲子

毎日同じこと

咲子

言ってるよ?

秋多

毎日、いつでも

秋多

そう思ってるよ

咲子

・・・

咲子

嬉しいけど、

咲子

さすがに教室では

咲子

恥ずかしいよ、、、

クラスメイトA

(また、始まった)

クラスメイトB

(あいつら、同じ会話して)

クラスメイトB

(よく飽きないなー。)

咲子

ほら、みんな

咲子

困ってるじゃん。

秋多

僕は咲子以外

秋多

どうでもいいし

秋多

周りは関係ない。

咲子

もー、

咲子

でも、そんなとこも

咲子

秋くんらしくて好きだよ。

僕の彼女は

僕を否定しない

僕の彼女は

運動が苦手

でもそこも可愛い

クラスメイトB

秋ー!

クラスメイトB

秋多ー!!

クラスメイトB

おまえ、パスしてんのに

クラスメイトB

無視するなよぉぉぉ!

秋多

あ、ごめん

秋多

咲子しか見えてなかったわ。

クラスメイトB

あー、女子も今日は

クラスメイトB

サッカーか、、、

クラスメイトB

って、咲子ちゃん

クラスメイトB

いつも見学してるだろ。

クラスメイトB

咲子ちゃんじゃなくて

クラスメイトB

とりあえず今は

クラスメイトB

ボールを見ろ!!!

秋多

はぁ。

秋多

早く咲子と喋りたい

秋多

僕も見学してきていい?

クラスメイトB

・・・おー、

クラスメイトB

って、ダメに決まってんだろ!!!

僕の彼女は

いつだって僕の心を

掴んで離さない

僕の彼女は

いつも可愛い

ずっとこの小さな手を

掴んでいたいと願う

咲子

秋くん

咲子

送ってくれてありがとう

咲子

もうここで

咲子

大丈夫だよ?

秋多

・・・僕も、いくよ。

秋多

僕はずっと咲子の

秋多

側にいたいんだ。

咲子

嬉しいんだけど、

咲子

秋くんも

咲子

忙しいんだから

咲子

ね、

咲子

また明日ね。

僕の彼女は

いつも決まった角で

笑って手を振る

咲子

秋くん

秋多

家、ついた?

咲子

うん

秋多

そっか

秋多

大丈夫だった?

咲子

うん

咲子

いつも通りだよ。

秋多

明日

秋多

また学校で

秋多

会おうな

咲子

うん

咲子

会おうね。

咲子

おやすみ。

僕の彼女は

いつも可愛い

でも、彼女は

心臓に爆弾を

抱えてる

今日、死ぬかもしれない

明日かもしれない

1か月後、1年後かもしれない

もしかしたら、あと数十年

生きられるかもしれない

現代の医療では

完治することは出来ない

僕にできることは

その日が来ないことを

ただ、祈ることだけ

毎日、彼女に

ありったけの愛を

伝えることだけ

僕の彼女は

今日も可愛い

秋多

咲子、おはよう

咲子

秋くん、おはよう!

この笑顔は

当たり前じゃない

秋多

今日も可愛い

秋多

好きだよ

僕が言うと

いつも少し

切ない顔で笑う

咲子

もー、今日も

咲子

恥ずかしいよ

そう言いながらも

君が笑うから

僕は今日も君に

ありったけの愛を

伝えようと思う

秋多

咲子

咲子

んー?

秋多

ありがとう

咲子

え?

秋多

毎日ありがとう

咲子

秋くん、どうしたの?

咲子

ありがとうは

咲子

こっちのセリフだよ

咲子

私のほうこそ

咲子

いつもありがとう

秋多

好きだよ

秋多

僕は毎日

秋多

これからもずっと

秋多

君のことを想うよ。

少し、恥ずかしそうに

でも嬉しそうに

飛びっきりの笑顔で

君が笑うから

今日も僕の世界が

色鮮やかになる

僕は今日も

こう思えることを

神様に感謝する

「僕の彼女は

いつも可愛い。」

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