雨の降る日だった。
三途 涙
はぁっ...
彼とは別れ、疲れ果てた人生
三途 涙
もう死んでもいい。
そう思っていたが死ぬのは怖くって
三途 涙
誰か助けて。
“あの人”に会うまでは
久しぶりに休みが取れて
春千代
雨か
でも生憎の雨だ。。
三途 涙
もう死んでもいい。
春千代
?!?!
彼女の独り言が頭に響く
春千代
でも“あいつ”亡くなったんじゃ...
彼女の声に似ていた
春千代
あ、あの!
咄嗟に出た声
三途 涙
!
三途 涙
(さっきの独り言聞こえてた?!)
春千代
三途笑ですか?
三途 涙
ねぇちゃん?!
春千代
妹さんでしたか...ニコッ
春千代
随分容姿が彼女と似ていて...
三途 涙
ははっ笑そうですか笑
三途 涙
よく似てるって言われるんですよ...
三途 涙
双子じゃないのになぁ~
春千代
あの...
三途 涙
はい?
春千代
来てくれませんか?
三途 涙
あ、はい!
この人ならきっと私¦俺を救ってくれる
春千代
涙...さん?
三途 涙
あ、はい!
春千代
いまさっきの...
三途 涙
あ...やはり聞こえてたようですね...
春千代
どうしてそんな言葉を?
三途 涙
実は
私が姉を殺してしまってんです。
春千代
えッ!!!!!!
三途 涙
ポロポロ
三途 涙
彼氏の命令で...
三途 涙
ごめんッなさいッ!!
春千代
...ッ
彼女を殺した犯人はこいつだった。
でも何故か憎めなかった。
簡単に姉を殺してしまう
俺のやっている仕事にピッタリじゃないか?
遠回しに考えてみればこいつも人を殺している
しかも姉。最愛の
こんなやつ滅多に見ねぇ
三途 涙
??
春千代
あのッ
春千代
笑の代わりに俺の隣にいてくれませんか!
三途 涙
...ニコッ
三途 涙
はい!
ありがとう。私¦俺の,神様¦天使