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ヒスイ

うむむ…

皆さん初めまして。私はヒスイ。

訳あって今は代々家に伝わっていると言われる本を読んでいます。

その本の内容なのですが…ちょっと衝撃的でしてね。

魔法使い、13人の人、人間……

自分が魔法使いの末裔の家系だと言うことは知っていましたが、こんな事があったとは…

まぁ作り話かも知れないですが、現に私はその13の人間のリーダーを任された家系ですし恐らく本当なのでしょう。

それは置いておいて、この本を読んでいた理由なのですが…

簡潔に言うと、今この世界は大変な事になっているのです。

原因は不明ですが、再度世界から愛が失われたと言いますか…

世界中がスラム街の様に治安が悪くなっていますし、街を軽く歩くだけで捨てられた子供や動物が大勢目に入るのです。

この家の者は結界に守られているからか無事なのですが、外の人々は皆正気ではなく、道路や店は荒れています。

ヒスイ。

ヒスイ

お父様‼︎

この人は私のお父様…名は絆菜乃翡翠(きずなの ひすい)と言います。

私の家計は皆同じ名前なんですよね…なので私も絆菜乃翡翠です。

その本は読んだか?

ヒスイ

はい、読みました!

ふむ。

私たちがその本に出てくる13人のリーダーだと言うことは分かるよな?

ヒスイ

わかります。お父様。

よし。

いいか?今から言う事をよく聞け。

ヒスイ

はい。

父は真剣な眼差しで話し始めた。

今、この世界は大変な事になっている。

この原因は、恐らく愛の魔法使いの身に何かがあったのだろうと私は考えている。

そして、その影響なのかは知らないが他の魔法使いとも今は連絡が取れなくなっていたんだ。

同じ原因かはさておいて、彼らの身に何かが起きているのだろう。

ヒスイ

なるほど…

もしかしたら、かなり危険な目にあっているかも知れない。

そこで、お前に奴らを助けに行ってほしいのだ。

ヒスイ

なるほd…ゑ?

ヒスイ

私ですか⁉︎

あぁ。

今のこの家系の領主はお前だからな。

ヒスイ

でも、私はそんな事…

確かに今の領主は私だ。

だが私は今もまだ修行中…魔法もまだ数種類しか扱えず、領主になったのも父が年齢的にキツくなってしまったからだ。

そんな私が、こんな事出来るわけがない。

まぁ、確かにお前はまだまだ未熟だ。

だがしかし、私はもう領主を辞退していて、実際もうあまり魔力もない。

この体であいつらのところに行っても、返り討ちに会うだけだろう。

それに、お前が成長するいい機会じゃないか。

ヒスイ

う…確かに。

父の言うことは全てあっている。なんの反論もできない…

なんかうまく言いくるめられた感が凄いですが、行くしかないでしょう。

ヒスイ

分かりました。私が行ってきます。

よし!

もう既に準備はできている。いつでも出発していいぞ!

ヒスイ

早⁉︎

ヒスイ(絆菜乃 翡翠)。

12人の魔法使いのリーダーとして作られた、13人目の家系の現領主。

主な使用魔法:絆の魔法。

自身と堅い絆で結ばれている者に、身体強化や状態異常の回復など、さまざまなサポート効果を与える。

特に元の魔法を持たないヒスイたちの家系が、独自に作り出した魔法である。

また、今回の騒動で翡翠たちが影響を受けていないのは、家中に貼られた結界と、ヒスイの魔法が他12人とは違いオリジナルの魔法だったからだと思われる。

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