月哉
月哉
空麗
空麗
どうして、どーしてこうなったぁー!!!?
空麗
月哉
月哉は、「執事」ではなく「アイドル的存在」!? 月哉を推す ご令嬢、 榛葉 空麗(はしば あり)
VS
「お嬢様」との恋愛は、絶対 禁止!? 生真面目 執事 海村 月哉(かいむ つきや)
凸凹な2人の、すれ違い 主従 ラブコメ、開幕!
「さては…極甘執事との禁断のキスをご所望ですね、お嬢様?」
第1話、スタート!
ウチのお嬢様はー毎日毎日、執事の"俺"よりも早く起きてこられる。
空麗
月哉
空麗
おまけに、俺の名前の後に必ず「様」を付け、しかも敬語で接してこられるのだ…ほんと、扱いに困る…(´Д`)ハァ…
俺としてはもう少し、彼女にー空麗 お嬢様に、「お嬢様」としての自覚を持って頂きたいのだが…。
空麗
空麗
月哉
うちのお嬢様は、執事の俺に、朝食まで作ってくれるんだよな…。
お人好しというか、何と言うか、、。
月哉
空麗
月哉
だけどーお嬢様が作られるご飯は、本当に美味しいのでー俺毎日毎日、不覚にも、彼女の優しさに甘えてしまうのだった。
月哉
空麗
月哉
それに、ゆっくり休まないといけないのは、空麗 お嬢様の方だと思うのですが…
俺の反論にもお嬢様は眉ひとつ動かさず、首を左右に振った。
空麗
月哉
あぁ…今日もお嬢様に甘えてしまいそうだな…
押しの弱い自分に、俺は軽くため息を吐くとーお嬢様のアドバイス通りに、自分の部屋へと戻って行くのだった…。
空麗
月哉様…今日も今日とて、格好良すぎだよぉー!!
月哉様が台所から出て行くのを見届けて…私は誰もいなくなった部屋で、大声で叫んでいた。
空麗
空麗
私にとって月哉様は、「執事」ではなく、「アイドル的存在」だということまでは…!
空麗
月哉様とは、早7年の付き合いだけど…顔を見る度にドキドキして、何でもしてあげたい、手伝ってあげたいと思ってしまう。
例えそれが…
彼の「お嬢様」として、やってはいけないことだとしても…。
空麗
空麗
月哉様が食べた朝食を片付けながら、私は興奮した声で、そう呟いたのだった…。
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