TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

亜白ミナ

えーーっと……

亜白ミナ

それでは、会議を始めたいと……思う

仁乃

……はぃ

亜白が困惑した顔で仁乃を見つめた

仁乃は俯いて縮こまっている

鳴海弦

はっはっは!!

鳴海弦

なんだその低堕落な格好!

仁乃

ぅぐっ、……!

保科宗四郎

……

保)阿呆やなぁ、この可愛さが分からんとか

ナツ

何処ぞの馬鹿は黙っててくれません?

ナ)チビ時代の仁乃はこんなだったのね……

ナ)…後で写真撮っておこう

鳴海弦

はーーー?!!?!!

鳴海弦

馬鹿じゃないですーー

鳴海弦

ボクは天才だぞ?!

ナツ

仁乃を笑った時点で馬鹿です

鳴海弦

おまっ……

鳴海弦

……ボク命の恩人だよな、?

ナツ

そうなんじゃないんですか?

鳴海弦

なんで疑問形なの?!

亜白ミナ

そこ、私語は慎んでくれ

亜白ミナ

あーー、えっと

亜白ミナ

議題はまあ……もうわかると思うが、小さくなってしまった仁乃についてだ

亜白ミナ

保科、原因を教えてくれ

保科宗四郎

はい

保科宗四郎

訓練の最中、僕と仁乃ちゃんが共に行動しようと動いた時に、気配もなく突然現れました

保科宗四郎

すぐさま討伐したんですが、最後の悪あがきで口からガスを放出して………

保科宗四郎

後はまあ、見ての通りです

亜白ミナ

なるほどな……

亜白ミナ

間違いないか、仁乃?

仁乃

ぁ……はい

仁乃

間違いないれしゅ

亜白ミナ

……れしゅ、?

保科宗四郎

なんか滑舌まで悪くなってるんですよ

保科宗四郎

これも怪獣の影響によるものではないかと

亜白ミナ

……そ、そうか

亜白ミナ

それにしても

亜白ミナ

ガスにより体が縮む……

亜白ミナ

こんなケースは初めてじゃないだろうか?

鳴海弦

嗚呼

鳴海弦

こんなの今までにだってない特例さ

鳴海弦

仁乃は本部行きだろうね

亜白ミナ

……やはりそうなるか

鳴海弦

体のあっちこっちまで調べられるだろーねえー

鳴海弦

管とかでいっぱい繋がれてさ

仁乃

ひっ、……!!!

ナツ

仁乃驚かさないで貰えます?

ナツ

××して××、×××しますよ?

鳴海弦

……それはちょっと困る

ナツは怒りの籠った目で鳴海を見つめる

仁乃

ナ……なちゅ、さしゅがに無礼なんじゃ……

ナツ

……

仁乃

あ、謝ってっ?

仁乃

なゆみ隊長に

ナツ

………

鳴海弦

うぉっ?!

ナツは3秒仁乃を見つめると、鳴海に向き戻った

ナツ

すみませんでした

鳴海弦

……仁乃"には"従順なんだな

ナツ

なんとでも

亜白ミナ

あーーっと、

亜白ミナ

もういいだろうか

ナツ

はい

ナツ

すみません

亜白ミナ

ああ、かまわない

亜白ミナ

私は一旦本部に報告をしてくる

亜白ミナ

会議は一時中断だ

亜白ミナ

各自、自由にしてくれていて構わない

亜白ミナ

会議室を出ても大丈夫だ

保科宗四郎

保科宗四郎

仁乃ちゃん、おいで

仁乃

ま、待ってくらはい、!

廊下に出ると、和音が壁に寄りかかり、目をつぶっていた

仁乃

……かじゅねしゃん、?

仁乃がそう呼びかけると、ゆっくりとまぶたをあげ、やがてこちらを見た

柊 和音

仁乃。

柊 和音

会議は終わったのか?

仁乃

ぁ……いや

仁乃

一旦中止になったんれしゅ

仁乃

亜白隊長が報告すゆって言ってたかや……

柊 和音

嗚呼。

柊 和音

どうりで先刻ミナは出ていったのか。

保科宗四郎

柊さんは何か考え事してはったんですか?

柊 和音

……まあの。

和音がそう言った途端、廊下に騒がしい足音が響いた

涼風亜優

仁乃ー!!!

涼風亜優

大丈夫かーー!?!!

仁乃

あっ……亜優ちゃん?!

仁乃が目を丸く見開く

仁乃が亜優に気を取られていると、和音はそっと視線を保科に向けた

柊 和音

……保科、ちょっと。

保科宗四郎

保科宗四郎

はい

和音は保科に向かって手招きをした

保科宗四郎

なんです?

柊 和音

仁乃の事なんじゃが……

柊 和音

もしやすると、心まで全部餓鬼の頃に戻るかもしれん。

保科宗四郎

……えぇ?

保科宗四郎

そりゃ一体、どういうことですか……

柊 和音

言葉の意味そのまんまじゃよ

柊 和音

恐らくこの怪獣の攻撃によるガスは後天性のものじゃ。

柊 和音

となると、後々力を発揮すると儂は思うんじゃよ

保科宗四郎

いや、でも

保科宗四郎

後天性と言えど怪獣の攻撃はその場で力を発揮すると思うんですが……

柊 和音

攻撃の元である怪獣は既に主らが討伐しておるのじゃろう?

保科宗四郎

ええ……まあ

柊 和音

ならば効果が遅れてきてもおかしくは無いと思うかえ?

柊 和音

攻撃力が弱くなっている分、効力も遅くなる。

保科宗四郎

保科宗四郎

ってことはつまり……

柊 和音

察しが良いよの。

和音は薄く微笑む。

柊 和音

攻撃力が弱くなっているということは、元の姿にはきっと戻れるぞ

柊 和音

儂の見込みでは3日程かのう…

保科宗四郎

3日……ですか

柊 和音

嗚呼。

柊 和音

長くて5日じゃな

保科宗四郎

そんなに……

和音がなにか言おうと口を開いた時だった。

亜優の悲鳴が廊下に響き渡ったのは。

涼風亜優

いやー!!!

涼風亜優

仁乃?!!

保科宗四郎

?!

柊 和音

…来たか。

3人が仁乃の方へ向く

仁乃

ぇ〜??お姉ちゃん、だぁれ〜??((ニコニコ

仁乃は__幼児化が進んでいた。

柊 和音

始まったか……

続く

この愛は僕だけのもの。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

2,834

コメント

24

ユーザー

はい、好きです。 神作品すぎるっ…!!

ユーザー

仁乃ちゃんかわよすぎる! この作品ホンマに最高です! まじ大好きです!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚