こんちゃす!!
消されたんで再投稿します
――――――――――――――――――――――
これは遠い遠い時の果て
そこに住む人は皆
永遠の命を持つ世界の話
赤い木の実の成る木の下
生まれながらに
死の呪いがかけられた少年の話
ここは街外れの赤い実のお菓子屋
エーミール
そんな中妙に誇らしげに自信作を売りに行く
エーミール
エーミール
時計塔の見える街
エーミール
エーミール
私は街の隅でひとり
エーミール
エーミール
街の人
少年を見て蔑む人達
エーミール
エーミール
今日も声は届かないんだね
まるで透明になったみたい
そして誰もが知らぬ振りをした
エーミール
死んだ世界で唯ひとり生きていた少年の話
エーミール
少年はまだ諦めない
時計塔の針もお腹もなるそんな時
ふと後ろから人が少年を押す
エーミール
ドサッ
甘い籠は落ちる
お菓子を踏みゆく人達
エーミール
惨めに拾い集めていると
ふともうひとりの手が
どろどろのパイを口に入れ
ゾム
その声で心が溢れた
まるで輪郭を描いたみたい
そして彼は手を差し出した
ゾム
エーミール
何故なら少年に呪われているから
死んだ世界で唯ふたり生きていた遠い物語
街の人
街の人は哀れむ
赤い実を食べた者を
街の人
街の人
ゾム
エーミール
ふたりは笑う
それでも笑う
エーミール&ゾム
例え明日死んでも
エーミール
もう声は届かないんだね
まるで透明になったみたい
そして誰もが知らぬふりをした
エーミール
永遠の呪いは解かれていた
エーミール
ゾム
そうしていつか笑うように眠る
何故ならふたりは放たれているから
死んだ世界で唯ふたりだけが 幸せだった
エーミール
ゾム
エーミール&ゾム
この作品はいかがでしたか?
150
コメント
5件
凄いですね!僕も林檎売りの泡沫少女知ってます!いい曲ですよね!僕も曲を聴いてお話を作ったりしてるんですけど、🐱ぷうみの🐱さんみたいに上手に作れないので、羨ましいです!
―解説― この世界はみんな不死身で少年(少女)は不死身ではないため生きる大切さを知っている。死んだ世界=生きる大切さを知らない不死身の人達 唯ひとり生きていた=生きる大切さを知る少年(少女) 赤い実(林檎)を食べると不死身では無くなる。赤い実を食べた男の子は不死身では無くなる。後に「死んだ世界で唯ふたり生きていた」となる。最後の会話は、歳をとって死ぬ前に交わした言葉(勝手に付け足した)
林檎売りの泡沫少女というボカロをベースに書きました!! 良い曲なんで聴いてみてくれ(`・ω・´)