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僕は家を出て病院まで無我夢中で走った
走ってる最中何度も思った
❤️くんは死んでしまうのではないかと
そんなことを考えていると冷や汗と涙が止まらない
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数分走っていると大きな病院が見えてきた
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病院に着き、❤️くんが眠っている病室のドアを開けると
❤️
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❤️くんは色々な管に繋がれて静かに眠っていた
医者から目を覚ますか分からないと言われていた
ねえ、このまま目を覚まさなかったら
どうしよう
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僕謝りたいんだよ…
❤️くんに酷いこと言って後悔したんだよ……
僕が本気で好きなのは❤️くんだけだよ
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視界が曇り
目から涙が溢れ頬を蔦り零れ落ちる
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僕は❤️くんの静かに眠る姿をただずっと見ているしかなかった
数時間はたっただろうか
もう辺りは真っ暗で病院は静まり返っていた
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❤️side
❤️
ここどこだ?
俺車に引かれたんじゃなかったっけ
傷はない。
でも頭がズキズキする
『…………ね』
❤️
誰の声?
『ごめんね』
❤️
どうしてだろう、思い出せない
『ごめんね』
誰の声?なぜ謝るの?
何度も謝るその声は誰なの?
思い出さないと行けない気がする
忘れては行けない人の気がする
何か大切な気がする
急に目の前に白い道が出来た
❤️
そしてその奥に扉があった
出口かもしれないそう思い俺は少し不安になりながらもその白い道の上を歩く
何だかおかしい
前に進む度に扉に近づく度に
記憶が薄れていく
歩いているともう扉は目の前にあった
❤️
俺はドアノブに手をかけゆっくりと扉を押す
❤️
❤️くんが眠ってから2週間は立った
僕は毎日のように病院に通っている
でも❤️くんが目を覚ます気配はない
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そういえば❤️くんの着替え持っていかないと
いくら眠っているとはいえさすがに着替えないのは❤️くんも嫌だろう
僕達は恋人だったから❤️くんの家の合鍵くらい持っている
1度❤️くんの家に行こう
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そういえばここで❤️くんが……引かれたんだ
やめやめ、嫌なこと思い出すのやめよ
大丈夫きっと❤️くんは目を覚ます
覚ますよね……?
数分歩いていると❤️くんの家の前まで来た
僕は鍵を差し込み鍵を開ける
ドアノブを捻り中に入る
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ガチャ
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すると部屋の奥から
「にゃあ」
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猫の声がする
僕は靴を脱ぎ部屋の奥へと進んだ
すると
そこには子猫が3匹いた
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僕は当たりをキョロキョロと見回すとダンボール箱が置いてあった
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さすが❤️くん
こういう動物ってほっとけないんだよね
目の前の子猫達はお互いにじゃれ合いながら❤️くんのベットの上で遊んでいた
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僕は❤️くんの家の冷蔵庫を開け牛乳を取り出し皿に注いであげた
美味しそうに子猫達は牛乳を飲み
「にゃあ」と甘えてくる
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すると急に電話がかかってきた
するとそれは❤️くんの入院している病院からだった
すぐに応答しスマホを耳に当てる
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医者
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医者
医者
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どうしたんだろう❤️くんに何かあったのか……?
医者
え?
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僕は嬉しさのあまり言葉が出なかった
僕の目から涙があふれる
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医者
💙
よかったよかったよ❤️くん……!
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医者
医者
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電話は切れ僕は大急ぎで家から出て病院へ走った
僕は無我夢中で走り病院へついた
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病室の扉を開けるとそこには上半身を起こしベットに座っている❤️くんがいた
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僕は❤️くんに抱きつき泣いてしまった
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💙
💙
❤️
💙
❤️
……え?
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医者
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医者
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医者
医者
医者
医者
医者
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じゃあ今の❤️くんにとっては僕は
『他人』?
❤️
💙
きっと恋人だと伝えたら❤️くんは無理をしてしまう
それに記憶を取り戻してしまったら❤️くんはきっと辛い思いをしてしまう
だから
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❤️くんの為に友達でいよう
♡150〜
ぱぴこ
ぱぴこ
ぱぴこ
コメント
2件
いいですねえ((o(^∇^)o)) 続き待ってます☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆