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悠真 夢の中
悠真
僕は突然、知らないところに来た。
そこはとても暗くて、 辺りには何があるのかすら 分からない状況だった。
悠真
僕は襲われたような恐怖感に陥り、 いつも着ていた上着の裾を 強く握りしめた。
~~~?
~~、~~~!
悠真
すると、何処からか声が聞こえた。
悠真
僕は体を震わせながらも 声の聞こえる方へ歩みを進めた。
悠真
真っ暗な中、僕は辺りを見渡す。
すると突然、罵声が聞こえた。
臆病者!障害者!
面倒くさいんだよ! いちいち相手してやってるの!
勉強が出来るから何なの? そんなの、『誰でも出来る』よね? そんなことで威張らないでもらえる?
気持ち悪い、 近づくんじゃねぇよ。
仲良くなんてしたくないから。 あっちに行っててくれる?
『放課後、屋上な?』
悠真
この言葉… どこ言葉もだけど、聞き覚えがあった。
『放課後、屋上な?』 この言葉は、かつて僕が いじめられていた時に言われていた 『破ってはいけない約束』に 使われていた言葉だ。
悠真
ふいに、身体中の力が抜ける。
そして、その場から 動けなくなってしまった。
コツ、コツ、コツ、コツ…
…誰かの足音がする、 誰かが近づいてくる…?
その足音は時が経つ程に大きさを増し、 いつしか僕の近くで音が止まった。
悠真
その言葉を放った瞬間、 首を締められた。
悠真
僕は身動きも取れないまま、 もがき苦しむ。
悠真
息が出来なくなっていく一方で、 誰かが僕の首を締める力は より一層強くなっていく。
もう…だめだ…
…ま
ゆ…ま…
誰かが、呼んでる…
ゆう…!
悠真…!
助け…て…
I💙
悠真
俺が大きな声で悠真の名前を呼ぶと、 悠真は目を覚ました。
悠真
目を覚ました途端、 悠真は激しく咳き込み出した。
I💙
I💙
俺は優しく声をかけながら 悠真の呼吸を促していた。
しばらくすると、 悠真は次第に落ち着いていった。
I💙
悠真
悠真の返事を受け取った後、 俺はさっきの出来事を 思い出していった。
30分前
I💙
俺はそう言って 部屋の扉を開けた。
悠真の様子は つい1時間前まで診ていたのだが、 体調を崩していないか心配になって 悠真が薬を飲んで寝ていることを アニキたちに報告をした後、 もう一度様子を診に来たのだった。
I💙
この時は、まだ穏やかに寝ていたのだ。 だがしかし、俺が悠真の 本棚を眺めている間に 悠真が激しく咳き込み出した。
悠真
I💙
俺は本棚を眺めるのをやめて、 すぐさま悠真の元へと駆けつけた。
その時、俺が見た光景は にわかにも信じがたいものだった。
I💙
悠真が眠りながら、 自分の首を締めつけていた。
I💙
混乱しつつも、どうにかして 首を締める行為を止めようと 俺は悠真の手をほどこうとした。
しかし、力は増す一方で 悠真の手など ほどくことは出来なかった。
I💙
あんなに力の弱かった悠真が、 これまでにない程の 強さの力を自分の首に込めるなんて…!
このままでは悠真は 窒息タヒでタヒんでしまう…! そう考えた俺は、 とっさに悠真の名前を呼んだ。
I💙
I💙
I💙
I💙
I💙
I💙
I💙
I💙
俺の思いを込めて、 何度も何度も名前を呼んだ。
すると、悠真の首を締める 手の力は徐々に弱まっていき、 いつしか首から手が離れていた。
そして今に至る。
びっくりした… 今のは何だったんだろう…?
I💙
悠真
I💙
あれは…怖い、夢?経験? 分かんないや…
悠真
悠真
不意に、僕の目からは 1粒の涙が溢れ(こぼれ)落ちる。
I💙
そう言って、I💙くんは 僕をぎゅっと抱き締めた。
I💙
悠真
泣いちゃだめだって ずっと言われていたから もう泣けないや。
悠真
I💙
I💙
悠真
I💙
コメント
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首絞めてたのか、、、、 そりゃビビる_:(´ロ`」 ∠):_ ✨/.:° ╰(ˇωˇ )╯;。:*\✨ 神ここに降臨だぜ!⭐️ 続き楽しみ«٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク