やまなし、おちなし、いみなし 完璧やおいの 微りちょしろ です。 言わずもがな、暗いです。 物理的にも(?) 精神的にも(?) キャラ崩壊必至。 なんでも大丈夫な方だけ、どうぞ✌️
笑った顔が好きだから。
話をしていて楽しいから。
そばにいると落ち着くから。
りぃ
りぃ
りぃ
りぃ
そんな格好悪い告白から、 俺たちは付き合った。
毎日毎日、他愛もない話をして。
時には喧嘩もしたけれど、 幸せだった。
でもいつしか、どうしてか。
目移りしてしまうようになった。
別な誰かを見始めたのは、 付き合い始めて…2、3年が経った頃か。
俺がやめて欲しいと何度話しても、
りぃ
りぃ
日々どこかで、そんな声が聞こえた。
たかが他人。
結局は、俺を選んでくれた。
今だって、ずっと隣にいてくれる。
でもいつしか、どうしてか。
しろ
そう、思うようになっていた。
『別れた方がいい』 そう告げられて気がついた。
こんなにも傷つけていたこと、
こんなにも悲しませていたこと、
そして…
久しぶりに、 ちゃんと目を見て話したことを。
りぃ
しろ
目からこぼれ落ちていくそれには、 どんな想いが込められているのだろう。
俺に失望したのか、
やっと終わるという安堵なのか、
それともまだ、 俺とは別れたくないと…
そう、思ってくれているのだろうか。
必死に謝ってくる姿を見て、 心底思う。
しろ
しろ
りぃ
一方的にこんな話をして、 きっと困惑しただろう。
それでもここまで、 関係をまだ続けようとしてくれる。
〝 愛されていた 〟
深く深く、想われていた。
けれど、俺はどうだろう?
同じくらい、返せていただろうか。
しろ
初めから気づいていた。
こいつの好きは、 友達に対するそれである…と。
こんな関係を望んでいたんじゃない。
一線を越え、キスだなんだの世界。 そんなありふれた恋人関係なんて…。
どこまで想定していた?
どこまでを考えた好きだった?
しろ
しろ
だって俺は、
友達以上を、望んでしまっているから。
ただの別れ話では無い、 と気づいたのは…
全てが、終わった後だった。
恋人から友達へは戻れなくとも、 また普通の…仲間へと。
そんな風に、甘く考えていた。
りぃ
《 おかけになった電話番号は・・・ 》
間違えていた。
結局はじめから、 何も分かっていなかった。
しろ
そう茶化しながらも、 俺と共にいることを選んでくれた。
しろ
顔を真っ赤にしながら、 そういう事に誘ってくれた。
りぃ
しろ
どこまでも優しかった。
思い出すのは、 そんな…当たり前にあった日常。
りぃ
ううん、やっぱり間違ってなかったよ。
確かにはじめは、 友達としての好きだったかもしれない。
でも多分、
本当の意味で、 好きになっていたと思うんだ。
頭とか、心とか、身体とか。 全部が、チグハグだっただけで。
りぃ
りぃ
いつもなら返ってくるはずの、 穏やかな声は…
どこからも聞こえることはなく。
暗い部屋には、俺の声が。 ただ虚しく…ただ寂しく…響いた。
コメント
2件
やおいばっかり書いてしまう…。 やまもなければ、オチもないし…なんの意味もない。 けどこういう誰も救われない暗い話が…めちゃくちゃ好きദി ᷇ᵕ ᷆ )♡