TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

やはり人間は醜い

想定外のことには

何も対応できないのだ

氷蘭

えっ!?…………なんで……

……いやこっちのセリフなんだけど

氷蘭

えっ?

ここ蓮も住んでんだよ

氷蘭

えっ!?

なんで!なんでよりによって蓮君なんて

出身地聞いたかと思えば

それだけで終わるなんて

気味が悪くて

警戒してたのに

………………

………………

氷蘭

な、なに?

いや別に

すごくイヤそうな感じだけど……

それより早く部屋案内したら

いや飲み込みはやっ!

そうだね!行こっか

いや行こっかって……

氷蘭

う、うん。

それでここが部屋なんだけど…………

…………まじかよ

どう?これでわかった?

氷蘭

うん。ありがとう爽君

そうでいいよ!

俺もつつらって呼ぶから

出た

氷蘭

う、うん。ありがとう爽。

仲良くなった証的なもの

久しぶりに体験した

じゃ俺はちょっと出かけるね

氷蘭

どこに行くの?

親父の会社

氷蘭

会社?

うん。

俺の親父、花影士って言う会社の社長なんだ

氷蘭

はなかげし!

花影士って有名大手企業会社じゃ!

うん。

氷蘭

マジで?

うん。あっ!ちょっと待って……

ほら!これ俺と親父!

ほんとだ

ってことで行ってきます!!

氷蘭

あっ!うん。

氷蘭

いっ、行ってらっしゃい

あっ!爽もう行くのか?

おう!

いってら

おう!いってきます!

後よろしくね!氷蘭!

氷蘭

えっ!?あっ!うん。

いや後よろしくねって何?

頑張ってね!

氷蘭

えっ?何を?

行ってきます!!

氷蘭

あっちょっと!

行っちゃったよ

何を頑張るのよ

………………

氷蘭

…………

そういえば二人しかいないんだった

氷蘭

……ねぇ

なに?

氷蘭

お風呂ってもう入れるの?

おう。

氷蘭

じゃあ入ってもいい?

いちいちそうゆうの言うなよ

氷蘭

あっ。ごめん。

なにそれ?キツくない?

まぁいいや。とりあえず部屋に服をあるから取りに行かないと

氷蘭

よし

あとはリビングを通るだけ

氷蘭

…………

よし今だ!!

=͟͟͞͞( ¯−︎¯ )サササッ

おい!ちょっと!まって!

氷蘭

えっ!

なに!?

あ、あのさ

氷蘭

……なに?

おれお前のこと小さい頃から知ってる。

氷蘭

氷蘭

えっ?

は?

お前川上氷蘭だろ?

氷蘭

氷蘭

な、何言ってんの?

氷蘭

私の苗字は神北なんだけど

…………

氷蘭

変なこと言わないで

氷蘭

……じゃあ入るから

おい!ちょっと!

バタン!

は?

なんで知ってんの?

私の前の苗字は確かに川上だった

でもその苗字を知る人は限りなく少ない

なんで?なんで??

12年前

お母さん

わかったわかった

お父さん

お前はいつもそうやって分かってないじゃないか!!

お母さん

わかったって言ってるでしょ!?

氷蘭

や、やめてよ

お父さん

お前は黙ってろ!

氷蘭

…………

私の人間嫌いな理由の一つだ

父は表面は優しい人だったけど

とても乱暴で

暴れやすい性格だった

そして私が8歳の時に離婚した

それで母の旧名神北になったのだ

ありえない

氷蘭

なんとか部屋に戻れた……

8:58

氷蘭

もうちょいで9時か

氷蘭

勉強しないと

氷蘭

先生に教科書貰ったから

氷蘭

予習でもするか

8:59

氷蘭

よし始めるか

9:00

コンコン

氷蘭

はい?誰ですか?

カチャ

氷蘭

えっ!?

…………

氷蘭

ちょ!勝手に入ってこないでよ!

…………

バタ!

氷蘭

えっ!?なんで倒れるのよ!!

これだから人間はめんどくさい

氷蘭

ちょっと…………

氷蘭

氷蘭

大丈夫?

…………氷蘭

氷蘭

えっ?

ちょ

ギュ

氷蘭

えっ?

ハグされてるよね?

氷蘭

ねぇ!離して!

…………嘘つくなよ

氷蘭

…………は?

今帰りました!!

氷蘭

えっ!?

あっ!

遅かったか!

氷蘭

えっ!?

蓮!起きろ!

……んん

ゴメンな。

こいつ9時になるとこうなるんだよ

氷蘭

えっ!?

2ヶ月に一回来るから

もうないかと思うけどな

………………

ほら寝てるし

氷蘭

…………

今離す待ってろ

氷蘭

爽ありがとう。

おう。ゴメンな

氷蘭

うん。大丈夫

でもこいつ覚えてないんだよ

氷蘭

えっ?

明日になるとわかるよ

氷蘭

……うん。

ほら蓮行くぞ

………………

マジなんだ

そんな人いるの?

まぁいいか

勉強に戻ろう

あ、あのさ

氷蘭

ん?

ちょっと相談乗ってくんね?

氷蘭

え?

ほら蓮寝ちゃってるし

氷蘭

……うん。別にいいよ

少しぐらいなら

俺さ今日会社に行ったろ

氷蘭

うん。

実は親父の手伝いしてんだよ

氷蘭

そうなんだ

ダンボール運んだりするだけだけどな

氷蘭

うん。

今日俺の親父が社長だってことがバレたんだ

氷蘭

隠してたの?

ああ。ばれたらなんか嫌味言われるだろ

氷蘭

(´・Д・)ソウカ・・・

それで今日いびられたんだよ

社長のコネで入ったとか

必要ないとか

氷蘭

………………

俺はただ普通の会社とかに入りたい

だから俺は練習としてやってんのに

氷蘭

…………

氷蘭

おかしくない?

え?

氷蘭

爽は爽らしくすればいいよ

………………

そ、そうだよな

俺らしくすればいいな

氷蘭

うん。そうだよ

氷蘭

誰になんと言われようと

氷蘭

自分らしくいればそれでいい

氷蘭

自分の人生なんだから

氷蘭

……で、でも!

フラッシュバック

お母さん

人様に迷惑をかけないこと!

お母さん

自分の道を進みなさい!

氷蘭

うん!分かった!

お父さん

……じゃあな。氷蘭

氷蘭

うん!

お母さん

じゃあね

お父さん

……おう。

ガチャ

氷蘭

ねぇ?お母さん?

お母さん

なぁに?

氷蘭

お父さんはいつ帰ってくるの?

お母さん

お母さん

お父さんはね?宇宙に行くのよ

氷蘭

宇宙?

お母さん

うん。お星様になって氷蘭のこと見てくるって

氷蘭

へぇ〜!!面白いね!

お母さん

そうね

現在

氷蘭

面白いね……

え?

氷蘭

え?

氷蘭

あっ。ごめん

う、うんん。大丈夫。

氷蘭

人様に迷惑をかけないでいればいいよ

うん。ありがとう。

氷蘭

ご、ごめん。もう寝るね

う、うん。ごめんね

氷蘭

うん。おやすみ

おやすみ

ガチャ

……なんだろ

ドキドキした

氷蘭

………………

氷蘭

お父さん…………

氷蘭

どこにいるのかな

ほんとに宇宙に行ってたりして

氷蘭

いやありえないか

きっと多分だけど

氷蘭

この街にいるのかも

と、思ってしまう

次回予告

氷蘭

お父さん……

お父さん

氷蘭………………

勉強教えろ

氷蘭

嫌だ

俺は?

氷蘭

嫌だ

なんでぇー
loading

この作品はいかがでしたか?

100

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚