ここは、SCPの実験室。 そこに、1人の男が履歴書などの書類を整理していた。
絵心
まぁ、ここに来ている奴らの履歴は大体分かった。
…ん?
…ん?
ある時、彼は1人の履歴書と一緒に添付されていた「とある書類」に目を通した。
絵心
「奇病カルテ」……?
絵心
……まさか、こんな珍しい奇病を持った人間がいるなんてな。
彼はその書類を見て驚愕した。 それも無理はない。 何故なら……
彼女は「使徒侵食病」という、 世界に1人だけしかいないとされるごく希少な奇病の持ち主だったからだ。
絵心
だが……こいつなら、あいつらのことを任せられるかもな。
絵心
今のあいつらは正直、俺だけじゃ手が付けられない。
絵心
そうでなくとも、「あいつら」は狂いすぎてる。
今まで他のDクラス職員や、普通の職員が接してきてもあいつらは何一つ言うことを聞かなかったからな……
今まで他のDクラス職員や、普通の職員が接してきてもあいつらは何一つ言うことを聞かなかったからな……
絵心
それと……こいつの情報力や対応力、そして適応力なども試せるかもしれないからな。
彼はそう言って書類の整理を済ませた後、この書類の人物の元にメールを送り始めた。 ……彼女をこの研究所に呼び出して、この施設の事を知ってもらう為に。







