コメント
123件
え、なんかすごい、あの終わり方とか好みですし、言葉遣い好きすぎます、、素敵な作品ありがとうございます!
(´Д`)ハァ…まじで神様じゃん…え?怖い…こんな素敵なものを書ける皆さんが怖いです…これからも頑張って下さい!!
桃
青
黄
主
セロハンテープ♔︎様の こちらのサムネのストを読んでからの 閲覧推奨
主
地雷様・純粋様 カムバック推奨
通報しないでください🙇♀️💦
何度目のコールで繋がった アノ人との通話
桃
学校の音楽室の前で電話をかける
そうしないといつも通りの音色は 聞こえない
桃
桃
いつも通りの音色
じゃない
俺がいつも聞いていたのは
桃
耳に音が入る事を 抵抗したくなるような
桃
汚い旋律ではない
桃
心配になった
桃
本当は勝手に入らないでって 言われたけれど
その約束は今日だけは 破っても
あの汚い旋律を
俺が破らないと
音楽室へ繋がる引き戸が ぴしゃり、と開いた
刹那
黄
黄
あにきが、座っている
桃
桃
この時間の あの場所には まろがいる
でも
黄
黄
目の前に映っているのは
桃
黄
汗っかきの俺の為に
黄
汗を拭う仕草をしてくれるのは
桃
短髪の青 ではなく 長髪の黒
桃
思いっきり声を張り上げた
黄
教室中に俺の声が こだまする
そんなないこの言葉を 俺は無視した
そして 静かに、優しく 俺がいつもないこに触れるように
黄
桃
ないこの言いたいことは分かる
黄
俺はまろがどうなってしまったかを 知っている
桃
黄
桃
桃
35度もあるんだよ?!
黄
窓しか開いていない この部屋で 汗の一つもかいていないあにき
桃
まろもそうだった
あにきの笑い方に違和感を感じて
ふと、ピアノに目を向けた
そういえば
……さっきの音色って
桃
黄
黄
桃
桃
あにきは右と左を別の動きで 動かす事が苦手だと俺は知っている
桃
黄
ないこに言われ、 大人しくピアノ椅子に腰をかける
あにきの座り方に寄せて
黄
桃
そして俺はピアノ椅子に座る 彼の動作の一つも見逃さないよう 見つめた
桃
黄
黄
正直
弾きたい
俺は まろの話す事
まろに関する事を よく覚えている
あにきをピアノ椅子に 座らせた理由は
桃
いつもの時間
音楽室の前で電話をかけて
桃
桃
青髪が見えると張り詰めていた気が すっ、と緩まる
青
青
青
この日は俺のリクエストで 一曲弾いただけで
残りの時間は まろとの会話だった
綺麗な声色に聞き惚れていると 視線を感じて、顔を上げた
俺の大好きな深海色が 俺の瞳を捕らえて離さない
青
桃
急に言われて汗をまた一つ
それを見たまろは汗を拭う為に 俺に顔を近づける
桃
青
至近距離
目線を合わせながら こう口を開いた
青
青
青
もう長年まろとこういう風に 話してきたのに
桃
初耳だった
青
青
耳のカーブに合わせて 俺の横の毛を耳にかけるまろの手
青
桃
青
そっ、とピアノを無作為に押す まろの姿
♪________
不協和音が響いた
思い出したんだ
ピアノを前にして座ると 触れたくなる
桃
まろ
黄
なんだ、
黄
桃
最愛の人を忘れるものか
青
桃
無理に笑うないこは多分
真実を知っているだろう
青
桃
青
桃
青
青
青
青
桃
桃
桃
青
青
青
桃
ムキになって答えるのも最期
桃
桃
桃
青
話の続きを優しく まろが遮る
青
青
桃
青
青
桃
青
桃
桃
青
桃
そして 大好きだった彼は笑顔のまま 消えていった
桃
桃
桃
まろの体温が残ったように感じる ピアノ椅子に縋り付きながら
涙が枯れるまで泣いた
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主