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松村

…好きだった……?

松村

京本のことが……?

田中

そう。

田中

ずっと。

田中

だから俺は、こいつを守るために

田中

きょもを庇った。

松村

京本は…知ってたのかよ……?

京本

……。

京本は、黙り込んで首を振った。

京本

昨日の夜、

京本

樹と会った時に言われた。

京本

俺が全部話すから心配するなって。

京本

俺は止めようとした。

京本

けど……

京本

俺も飲み物に睡眠薬を盛られて……

京本

気づいたらここだった。

松村

……。

ジェシー

じゃあ最初から仕組んでたのか…?

髙地

大我のこと、守るために、?

田中

……あぁ…。

森本

……そうだったのかよ…。

田中

俺らがしたことは、

田中

過失致死として受理される。

田中

俺らはもうすでに、

田中

時効を迎えた。

松村

……!

樹はそういいながら、

チョキン……チョキン……

と、俺ら4人の縄を解いた。

松村

……どういうつもりだよ。

松村

俺らのこと、殺すんじゃねぇの?

田中

…、

田中

北斗。

松村

なんだよ。

田中

俺のこと、

田中

殺してくれ。

松村

は…、?

京本

…樹、!!

京本

何いってんの…!

京本

だめ。絶対だめ、。

田中

俺は、

田中

最初からこのつもりだった。

田中

俺に復讐してもいい。

田中

だから、

田中

きょものことは、許してやって欲しい。

松村

……、

髙地

樹何言ってんだよ…!

ジェシー

バカなこと言うなって!

森本

もうやめろよ…!

松村

……、

俺はこの時、

父さんの笑顔が思い浮かんだ。

そして俺は、

松村

……殺してやる…!!

田中

っ…、

気づいたら樹からナイフを奪って、

樹に覆いかぶさっていた。

京本

北斗やめ__

松村

来るな……!!

松村

俺は……、俺は…!

樹を殺す。

そう思った。

ザクッ……

グサッ……

この音を聞いて、

俺は目を瞑った。

俺が目を開けたのは

田中

ほ…くと……、?

という樹の声を聞いてから。

よく見ると、

北斗がナイフを刺した場所は、

樹の顔から離れた、

ただの床だった。

髙地

樹…!大丈夫か…、!?

ジェシー

はぁっー、……

森本

よかった…。

京本

なんで……、

松村

……。

俺は樹を刺せなかった。

頭の中のどこかで、

樹への想いが蘇ってきてしまったから。

松村

俺は……

松村

俺のたった1人の父さんを殺したお前を

松村

絶対に許さない。

松村

京本も。

京本

……

松村

でも俺は、

松村

お前を殺さない。

田中

……なんでだよ、

松村

まだどこかで、

松村

お前が大切だって、

松村

思う気持ちがあるから。

~完~

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