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闇司 短編集

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闇司 短編集

3 - 「このセカイはノンフィクション」

♥

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2023年08月31日

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めっちゃお久しぶりです

地獄のテスト期間があって投稿できなかった…

短大生って忙しい…

この先も投稿がワタシの気分次第で遅くなるかもしれないけど気長に待ってやってください

これを読む前に注意事項だ!

⚠注意⚠ ・闇司です ・消そうとしたやつですが、供養にとどまったやつです 内容に深みがないかも… ・キャラ口調迷子 ・とある曲を参考にしております コメント欄に記載しておくのでぜひ聞いてみてください ・参考にしていると書いていますが本家様のとは遠ざかっている可能性があります ・少しだけワンダショイベントストーリー内容が入っています ・注意事項を読んだあとの苦情は受け付けません

それでも大丈夫って方はどうぞ

いつかスターになる

スターになって咲希を

皆を笑顔にしたい

ずっと、そう思っていたんだ

スターになるためならなんだってした

体力づくりも

苦手な勉強も

少し億劫な身だしなみの確認も

感情の表現の仕方も

ずっと努力を重ねてきた

夢に一歩ずつ確実に進んでいると思っていた

最近、いろんな人を見て勉強する

《青龍院 櫻子》 上司

《玄武 旭》 共演者

《天満 星一》 憧れたスター

様々な人を見て、思う

この人達には、届かない

この人達には、追いつけない

一度そう思ってしまったら思考は止まらなくて

でも、努力をすれば、いつか夢は叶うだろうと信じて

自分に、何が無いのか

エゴサして、情報を取り入れようとした

寧々は歌声の綺麗さについて

類は今までに見たことのない演出について

えむは運動神経を生かしたアクロバティックな演技について

これでもかと沢山の好評を得ていた

オレについてのコメントは

何もなかった

批判でも良いから、誰か自分を評価してほしくて

最初は嬉しいと感じていた寧々、類、えむの3人の評価しか出ないことをとても羨んで

そんな自分が嫌になって

こんな自分でも見てほしくって

自分の名前を探して探して探して

でも、どれだけ探しても無くて

それはまるで、オレの存在はないかのようで

あぁ、どれだけ努力したって評価されなきゃ意味がないと

自分は評価されない、いらない人間だったんだと

夢を、諦めたくなった

ガバッ

ハッ…ハッ…

(今、何時だ…)

03:45

(まだ、4時にもなってない…)

っ…寝たら、嫌なこと忘れられるなんて都合のいいことは無いか

……ッ

また、あれを飲もう

ザラザラ…💊

…もう、これも効かなくなってきたな

理想と現実の差

安眠できない日々

目が覚めるたびに襲う不安

効かない薬

もう…すべてが嫌になる

っ…ぅ゙ぁ゙っ…ぐすっ…

(風呂場でも泣いたのに、まだ涙が出てくる…)

(沢山泣けるのに、人前では涙を流せないんだから、不思議だな…)

(いや、オレは天馬司)

(人前で泣く行為は、演目以外天馬司に必要ない)

(学級委員長として)

(座長として)

(…兄として)

(ふさわしい振る舞いを…っ)

(…重い、)

(この重りを降ろしたとき、オレを見てくれる人はどれだけ居るのだろうか)

(ははっ…こんな事を考えてしまうほどオレは、弱かったのか)

重くて、潰れそうだ…

こんなにも辛いのに

いざ、開放されたいと死に向かうと生の執着が邪魔をしてきて

明日に有りもしない希望をほんの少しだけ抱いて

嫌なことは忘れたふりをする

ことごとく自分勝手だ

咲希

おはよう!お兄ちゃん

あぁ!おはよう咲希

今日は日直だったか?

咲希

そうなの〜!だから早く行くね!

咲希

あっ、お兄ちゃんテレビまだ見る?

いや、オレもすぐ出るから見ないぞ

咲希

そっか、じゃあ消しちゃうね!

📺「来月行われるイベンt…」プツンッ

……

咲希

あ、もう行かなきゃ!いってきまーす!

あ、あぁ

…オレも、あのテレビみたいにすぐ消えてしまえたらいいのに

こんな、何も才能がなくみすぼらしくて

なのに自分を見てほしいと欲まみれな

生きる目的なんてないオレは…

この世界に居てもいいのだろうか

モブ1

〜〜〜でさ!

モブ2

wwwって天馬、ボケーっとしてどうした?

ん?ああ、いや

最近、気分が重くってな

モブ2

へー、天馬でもそんな事あるんだな

でもってなんだ!

モブ1

なに、何か悩み?

モブ2

勉強の悩みは専門外だぜ

違うわっ!

…でも、そうだな、少し聞いてくれないか?

モブ1

いいぜ〜

モブ2

オレ椅子持ってくる

…って感じだ

モブ1

ふーん、

モブ2

でもそんなのよく聞く話じゃん?

…は?

モブ2

オレも出来なかったときとか落ち込むし

モブ2

辛いな〜って思う時なんかこの先もっとあるし

モブ1

そーそー

モブ1

皆そんなもんだから大丈夫だって

…みんな、同じ

そう、だな…すまない!考えすぎだったようだ

モブ2

おー、

モブ1

辛すぎて死にたーいとか気軽に言うなよー?

モブ1

ま、天馬だしそんな事考えないだろうけど!

もちろんだ!

スターを目指せない自分は、なんのために生きているのだろうか?

自分で自分を見捨てた俺は今、誰のために生きているのか?

みんなの為

みんなを笑顔にするのが「天馬司」

誰かの笑顔のためにと振る舞う自分が居なくなったらきっと「天馬司」には、「何も残らない」

自分のためじゃないのなら、今生きていることは正しいのか?

正しく生きるって、何なのか?

変わらない日常を過ごすことが正しさ?

幸せなことが正しさ?

辛い人が我慢しなくてはいけないことが正しさ?

無理やり生かされることが正しさ?

生きるのが苦しいのに死ぬことが許されないのがこの世の正しさならば

…迷惑な話だな

何が迷惑なんだい?

うわぁっ!?

寧々

うるさっ…今放課後だから良いけどちょっとボリューム落としてよね

えむ

でもそこが司くんの良いところだよね!

お、お前ら…

寧々

で、何かあったの?

寧々

司、そんなぼやきしたことないし

えむ

うんうん!あたし達が司くんのお悩み一緒に考えてあげるよ〜!

もちろん話せる範囲で構わないよ

君は自分のことをあまり話さないからね、

話したらスッキリすることもあるかもしれないよ

いや、平気だ…大したことじゃない

寧々

司…

俺の問題だからなっ!お前達は気にしなくても…

えむ

む~…

えむくん?

えむ

っえい!

ぎゅっ…

え?

えむ

…大丈夫だよ司くん

えむ

あたし達は、司くんのそばに居るからね〜

え、む?

えむ

我慢しなくてもいいんだよ

なんで…

寧々

ぎゅっ…

寧々…?

寧々

い、今だけだからね…

寧々

辛いの溜め込むとか、バカじゃないの?

寧々

司が静かなの調子狂うし、そんな辛いものさっさと話して捨てちゃえば?

っ…でもっ…

ぎゅっ…

司くん、ゆっくりでいいから

嫌なら逃げてもいいから

本当の君の気持ちを、教えてくれないかい?

類…

(これじゃあ、逃げたくても逃げられないじゃないか…)

最近、努力が報われないと感じて

寧々

うん

オレの目指す人と、自分と比べて差を感じてしまって落ち込むんだ

…あぁ

追いつけないのが、出来ないのが悔しくて

失敗ばっかで

えむ

そっか…

っ…それで、スターを目指せないって思って

でも、スターになれない俺は、天馬司として要らないんじゃないかって

なんのために、生きてるんだろうってっ…

考えれば考えるほど、分からなくて…っ

相談しても、皆おんなじだって

俺の話は、よくあることだって

まともに聞いてくれなくって

大丈夫とか、なんとかなるとか、

死ぬな、とかっ…そんな言葉が欲しいんじゃなくて

でも自分がどうして欲しかったのかも分からないんだ

俺は、俺が分からない

全く、何も、分からないんだ

えむ

うん…っ、うんっ…

えむ

話してくれてありがとう司くん

えむ

辛かったよね、苦しかったよね

でも、皆同じなんだよな?

俺が弱いからっ…

寧々

私達の前に相談した人たち、悩みが皆おんなじだなんて言ったの…?ありえないでしょ

寧々

人によって重さは違うんだから、司が我慢していい理由にはならないよ

寧々

司は弱くないし、

寧々

例え弱くたって人のことを想って人に合わせられるのは凄いことだよ

寧々

けど、他人よりも自分を大切にする時間も必要だから

寧々

休んでいいの

休んで…いいのか?

司くん、君は今辛い?

…?

えむ

類くん?

苦しくて仕方ない?泣き叫びたい?

寧々

ちょっと、それはさっきえむが…

答えて、司くん

俺、は…

辛いに、決まってるだろっ…

頑張るのが辛いっ

俺の評価が一切ないのが悔しい!

もし、このままスターになれなかったらお前たちに見捨てられるんじゃないかと毎日毎日頭で考えるっ

こんな最低なこと考える自分が嫌だ!

こんなにも苦しいのに日常ではヘラヘラ笑っている自分が嫌だっ!

俺は、俺のことが大っ嫌いだ!

辛いっ苦しいっ痛いっ!!

このまま生きていくのが辛くて、死にたくなるっ!

死んだら、楽になれると思ったっ

なのに死ねないのがとてつもなく恨めしいっ!

なんで俺は評価されないんだっ、なんでこんな苦しいんだっ、なんで死ねないんだっ!

あ"ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙っ

っ…ハァッ……ハァッ……

…僕たちはスターを目指す君も好きだけれど

「天馬司」としての君が好きなんだ

朝一緒に学校に行って、くだらない話をして、昼に一緒に弁当を食べて、帰りに一緒に帰る

何もなくたって、僕は君に会いたいよ

…っ

寧々

類、あんた凄いこと言ってるよ

ふふ、本心さ

えむ

はいはーい!あたしも司くんと毎日会いたーい!

〜っ…ズッ…グスッ

ハァッ…ヒック…

司くん、泣きたいときはしっかり泣いてしまったほうがスッキリするよ

ゔぅ〜っ…

えむ

あたし、司くんが落ち着くまで一緒にいるよ~

寧々

この後もう授業無いしね

ゔぅぅ…あぁ゙ぁ゙ぁっ~~~!

っ…ズッ…すまない、見苦しかったよな

全然そんなことないよ

寧々

苦しいときは泣いていいんだし

えむ

うんうん!

もうそろそろ門が閉まるし帰ろうか

えむ

あっ!今日ね、たいやき屋さんにメロンパンたい焼きが出るの!皆で行こ!

寧々

それ、メロンパンの味なの?たい焼きの味なの?

…えむ!寧々!類!

寧々

司?

えむ

どうしたの?

…ありがとう!

寧々

っ…!

えむ

えへへ!

3人「「「どういたしまして!」」」

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