jp side
今日は、朝から落ち着かない。
いや、正確には…先週くらいから……
jp
今日はttの誕生日。
tt本人は「別に祝わなくていいよ」とか言ってたけど、
そんなの無理だ。祝わないわけがない。
jp
使用人たちの反対を振り切って、ケーキを作ってみることにした。
あまり……いや、全く料理をしないので、レシピをしっかり見ながら作る。
レシピを見ながらだからきっと、完璧に作れるよね!!
jp
すると、どさっと音を立てて粉がボウルに勢いよく入る。
jp
慌てて不要な粉を別のボウルに移し替える。
jp
そのまま、次の工程に進む。
まあ、粉を入れすぎるなんて誰にでもあるから!!
次こそは失敗せずに……
jp
次こそは完璧に………
jp
次こそは……
jp
……まあ気持ちがこもってればいいよね!!!
そんな見苦しい言い訳を心の中でしながら、次は部屋を飾りつける。
数時間後、粉や割れた風船に苦しめられながら、ようやく準備を終える。
流石に着替えていると、もうそろそろttがやってくる時刻になっていた。
jp
そう唱えながら、ケーキにロウソクをつけて、火を灯す。
tt
jp
……あ、やばい、ケーキのバランスが……
ケーキが、 スローモーションで、床に──
ボトッ。
jp
っ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
やばいやばいやばいやばい
やってしまった……
数秒、沈黙が流れる。
すると、ttが吹き出す。
tt
jp
思わず涙がにじむ。
だって、本当に頑張ったのに。
でも、ttは俺の頭をそっと撫でて、 優しく笑った。
tt
jp
tt
jp
tt
jp
その声は、少し照れて、 でも、どこまでも真っ直ぐだった。
2人の笑い声が、夜の静かな部屋を暖かく包んだ。
tt彡、お誕生日おめでとうございます!
コメント
2件
やばい!かわいい!!現実でもありそうw