!ATTENTION ‽.この物語は、実際の国や人物とは一切関係ありません。 ‽.政治的、挑発等の意図は一切ありません。 ‽.エスニックジョーク、又はブラックジョーク等が含まれています。 ‽.ショッキングだったり、グロテスクな表現等が含まれています。 ‽.オメガバースの要素が含まれています。 ‽.無理して最後まで見ないでください。任意のタイミングでブラウザバックを推奨します。 ‽.読了後のクレーム等は一切受け付けていません。 以上のことを理解したうえ、お読みください。
センシティブ判定食らってる回がちょこちょこありますが大半はノーセンシティブとなっております。 安心してお読みください
この世界には、男、女のほかに、 ”二つ目の性別”がある。 α(アルファ)、 知能が高くなりやすく、カーストは上の方。 β(ベータ)、 一番数が多く、一般的。 Ω(オメガ)、 カーストは最低。発情期たるものが存在し、社会的に雑に扱われることが多い。また、忌み嫌われることもある。
俺はαだった。 学生の頃、そう診断された。
最初は絶望していたけど、 よっぽど運がいいのか、今に至るまで不便は無かった。 だから、3年も経つ頃には、第二の性別なんて忘れてしまいそうだった。
友人と夜道を歩く。 すると、その友人が、急に立ち止まった。
イタリア王国
イタリア王国
卍
いつになく真面目にこちらを向いているので、 少しビビりながら 耳を傾けた。
イタリア王国
イタリア王国
イタリア王国
真面目だったイタリア王国は、 その言葉を言うと 急に顔を真っ赤にした。 かと思うと、顔を手で覆って叫びだした。
イタリア王国
イタリア王国
確かに、同性愛者は嫌いだ。 でも、妙に女々しいイタリアを見ると なんだか、ずっと一緒に居たいような気が、する。 こんな国でも、高校生の青春みたいなことを味わえるんだな、って 心が甘酸っぱくなった。
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「すき」 なんて言えるはずがなかった。 そんな自分を軽蔑しながら、イタリアの方を向いた。
イタリア王国
イタリア王国
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イタリア王国
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イタリア王国
イタリア王国
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イタリア王国
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イタリア王国
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今、確実に、俺の心は笑っているだろう。 αでも、マトモにレンアイできて、よかった。
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幸せだ。 今、俺は確実に幸せだ。 ...でも、
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なーんてことを考えてしまう、 俺は確実に最低野郎だ。
イタリア王国
イタリア王国
イタリア王国
イタリア王国
イタリア王国
イタリア王国
お風呂に入って、就寝時間。 いつもなら5秒くらいで寝付いてパスタの夢でも見てるのに 今日はいつまで経っても、興奮して寝られなかった。 かれこれ1時間くらいこんなことを考えてたりする。
イタリア王国
勿論、不安は沢山あった。 ナチは同性愛者が嫌いだったし、 失敗すれば、関係を切られる可能性だってあった。 それに、ナチの第二の性別は「α」だけど ...イオの第二の性別は、「β」
イタリア王国
Ωの性別の人が苦しんでいることは身に染みて判っている。 Ωは差別されやすく、奴隷として扱われることだって少なくない。 Ωは徴兵されなくて、代わりに(詳しくは言わないが)玩具とか酷い役割をやらされる...なんていう国だってある。 だけど、 何回も、何回も、こう思った。
イタリア王国
何度思ったことか。 そのたびに、自分の醜さに吐き気がした。
イタリア王国
イタリア王国
何故か鼓動が激しくなる。 明日にでも、ナチが他のオンナノコと歩いてそうで、怖かった。 今日は、眠れなさそうだ。
コメント
3件
うへぇっ…!やばめっちゃ好み、、、フォローしてもいいですか?タイトルがテトリスに繋がる、、、どうしてこんなめにっにっにっ興味が無いこと本気じゃないことー、、、って感じ
イタ王!なっちぃが浮気したら私がぶっ飛ばすから安心してよ!