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私には昔、付き合ってた人がいた。

その人の名前は、如月斗真。(きさらぎとうま)

斗真はとっても優しくて、頭も良くて、私の事を大好きでいてくれて…

まさに類のような存在だった。

その頃は毎日が楽しくて、早く明日になって欲しい。そう思ってた。

だけど、そんなある日_

斗真は56された。

彩乃

……連絡つかないなぁ…、

彩乃

いつもなら電話かけても1回で出てくれるのに

そう思っていたら、外から色んな人の声が聞こえたの。

彩乃

ど、どうしたんだろう…

そう思っていたら、突然お父さんが来てね、

お父さん

おい、彩乃…っ!!!

彩乃

うわっ!お父さん!どうしたの?

彩乃

あ、てゆーか外の人達やけに騒がしいけど…何かあったのかな?

お父さん

っ……

彩乃

…お父さん?

お父さん

如月くんの家が……、

彩乃

斗真、?斗真がどうしたの?

お父さん

か、家事にあったって…

彩乃

……え、?

お父さんが、 「何者かが如月くんの家に火をつけた」って。

彩乃

お、お父さん…何言ってるの、?(笑)

私は信じられなくて、震えた声で笑うことしか出来なかった。

お父さん

っ……、

彩乃

……嘘…、

彩乃

は、早く行かなきゃ、っ

お父さん

ま、待て!こんな夜遅くに1人で行かせるのは─

彩乃

そんなこと言ってる場合じゃないでしょ、!?早く助け出さないと…みんなの命が危ないじゃない!!

お父さん

…お父さんと一緒に行こう、

彩乃

っ…、…うん、

そして、私達は嘘だって、そう願いながら斗真の家に向かった。

そしたらそこにはね、

彩乃

な、に……これ……っ、

炎が燃え盛っている斗真の家があった。

彩乃

と、斗真……っ!!

私の足は勝手に動いていた。 斗真を、斗真の家族みんなを助けたくて。

お父さん

ばか!お前は何をやっているんだ!!

お父さん

お前まで怪我を負ってしまうだろ、!

彩乃

いや!離して!!

彩乃

斗真が、斗真達が、!!!

お父さん

だけどな─

彩乃

うるさいっ!!!ポロッ

私はその時、初めてお父さんに反抗した。

お父さん

っ、…

彩乃

斗真のお母さん、お腹に赤ちゃんがいるって……、今月生まれる予定だって…そう…笑顔で言ってて……ポロポロ

彩乃

斗真達もすごい嬉しそうで…もし産まれたら家族以外の人で1番最初に私に見せたいって……そう言ってくれて……!!ポロポロ

お父さん

…っ、!

お父さん

…今は消防士さん達に任せるしかないんだ…、俺だってなんとかしたい、だけど…どうにも出来ないんだ、

お父さん

これで俺達が1歩間違えてしまったせいで全員がいなくなってしまったら意味が無いだろう、?

お父さん

今は、願いながら一緒に待ってよう。

彩乃

っ……、は、い…。

だけど、やっぱりそう簡単にはいかなかった。

斗真と斗真のお母さんはタヒんでしまった。斗真のお母さんの中にいる弟くんと共に。

斗真のお父さんは幸いにも生きていたが、植物状態。目が覚める可能性は限りなく低く、たとえ目が覚めたとしても食事をとることも、目を開けることすら難しいだろうと言われた。

彩乃

そんな、嘘ですよね…?

彩乃

そんなこと…あるわけないですよね……??

彩乃

みんな…生きてますよね、?

彩乃

ねえ、そうですよね、……?

医者

……

彩乃

ねぇ…なんとか言ってくださいよ……ねぇ……、ねぇ…!!!!!ポロポロポロ

お父さん

っ、彩乃、やめなさい。

彩乃

だって、そんなわけないじゃん…。

彩乃

昨日まで一緒に仲良く話して、5日前なんて家族みんな元気な状態だったよ…、?

彩乃

そんな急にタヒんじゃうなんて…そんなわけ……、

医者

…申し訳ございません……、

お父さん

いえ、こちらこそ申し訳ございません。

彩乃

っ……ポロポロ

そこからはなんも楽しいと思えなかった。

いつも頭に浮かぶのは、笑っている斗真と、斗真の家族の顔。

その笑顔が、その温もりが、もう二度と見れない、感じれないなんて信じたくなかった。

前まではどんな時でも笑顔だった私の顔には、笑顔どころか顔の変化すら見られなくなった。

そんな時、お父さんからあることを言われた。

「犯人が見つかったそうだ。」と。

神代類に愛されてます!!

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コメント

14

ユーザー

あんた、、、 天才か???????

ユーザー

ア゙ア゙ア゙ア゙……悲しすぎる…。 大事な人失うの辛いよね… 犯人誰だ……?

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