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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

私には、付き合って2年になる彼氏の春千夜がいる

けれど、私たちの関係は良いとは言えず、

ただの「同居人」のようになっている

私は昔のように戻ろうと、彼に興味を持ってもらおうとした。

○○

春千夜…!おはよ…!

○○

今日も仕事…?

春千夜

あぁ…

○○

そっ…か…

○○

今日土曜日なの…知ってる?

春千夜

んなこと知ったこっちゃねぇ!!

春千夜

お前には関係ねぇだろうが

○○

ごめんなさい…

春千夜

遅くなるから飯はいらねぇ

○○

うん…

私は知っていた

彼が

浮気をしていることを。

○○

(今日もまた△△って人か…)

○○

(いつまで続くのかな…)

ーこの関係を壊したくないからー

黙っていたんだ

○○

(気晴らしに出かけようかな)

春千夜

△△〜、そんなくっつくなって〜

△△

えぇ〜!いいじゃん♡

春千夜

まあ、あいつもいねぇし

春千夜

いっか♡

△△

そうそう!

○○

(!?)

○○

(春千夜と△△って人…)

○○

(はぁ…しょうがない…か…)

△△

ね、ねぇ!春千夜…

春千夜

どしたァ?

△△

あれ…彼女さんじゃない…?

春千夜

!?

○○

(帰ろう…)

春千夜

なんでアイツが…!

△△

嘘でしょ…

春千夜

だ、大丈夫だ△△!

△△

…?

春千夜

俺、あいつと別れるからさ!

△△

!本当!?

春千夜

あぁ

△△

嬉しい!

〜夜〜

春千夜

…ただいま

○○

おかえりなさい…

春千夜

お前にはなしがある

○○

!なに…?

春千夜

もう…

別れよう

○○

○○

わかった…

最初から分かってた

春千夜は私なんて愛していないんだ

本当に愛情があったのは最初だけ。

春千夜

ありがとな…。あと

春千夜

ここ、出て行ってくれないか…?

そこからの記憶は無い

ただ、泣いていて家から飛び出したことは覚えている

気づいたら、

近くの湖まで来ていて

○○

(ここ、よく春千夜と来たな…)

1年前

春千夜

○○、夕焼け、綺麗だな

○○

ね!綺麗!

○○

私もこんな綺麗だったらな〜

春千夜

なに言ってんだ?w

○○

んぇ?

春千夜

○○の方が何倍も綺麗

○○

へへ…照れちゃうな

春千夜

俺、絶対○○幸せにするから

春千夜

待ってろよ

○○

待ってるね!

あぁ、昔に戻りたい

○○

幸せにするって…言ったじゃん…

○○

うぅ…グスッ…

私と春千夜は…

ただ「役」をしていただけなのだろうか…

○○

私…

○○

ちゃんと役…

○○

こなせたのかな…泣

〜5年後〜

春千夜

ここ、あいつとよく来たな。

春千夜

俺、幸せにするって言ったのにできなかったんだっけ…ハハ…

春千夜

とんだ嘘つきだよ…

春千夜

なぁ、○○

春千夜

聞いてくれよ…

春千夜

俺が浮気していたアイツ…

春千夜

ただの暴力女だったんだぜ…

春千夜

ほんとクソみてぇだよな…(笑)

春千夜

結局はお前が1番なんだ…

俺は○○に深い傷を負わせた

許してもらえるはずはない

ただ、これだけは言える

失ってから気づくものがあるんだ。

俺は1番大事なものを失った。

愛してるよ…○○

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