れなみん
れなみん
れなみん
れなみん
第2話
"音が怖い"
キュッドンドンッ
日向
やけに響く
ボールの弾む音が
日向
日向
あれ?
体育館の空気って
こんな重かったっけ
もっと軽いはずだ。
日向
影山
日向
日向
影山
日向
影山
影山
日向
高く"飛べる"場所があるって
信じてたのに
信じてた場所だったのに
影山
日向
影山の声
いつも通りの声のはずなのに
日向
なんでだよ。
胸がぎゅってなる
足が床に縫い付けられたように
動けない。
ーーーーバシンッ
日向
それだけで背中が跳ねる
耳の奥で別の声が蘇る
跳ぶしかないとか必死すぎw
影山がいるから勘違いしてんじゃね?
日向
誰が言ったか思い出せない
でも、誰でも言った気がして
誰も信じられなくなる。
日向
日向
日向
日向
影山
無理矢理笑ってみせる
笑っとけば平気に見える
みんなからも自分からも。
影山は眉をしかめる
でも何も言わず次の球を出してくれる
日向
日向
ほんとに飛べなくなるかも
--夜。
日向
逃げるようにベットに潜り込む
日向
日向
日向
日向
日向
足が動かない理由なんて……
日向
ベッドの天井を見るだけで汗が出る
目を閉じたら、あの音がくる。
目を閉じても、体育館の匂いが鼻につく
日向
日向
逃げ場なんてどこにもない。
笑ってないと、潰れそう
でも、笑ってるのに壊れそう
太陽って呼ばれてる俺は
日向
コメント
4件
あの、、この話より、あんたの始めに言ってたメンタルのほうが心配やわ!!! 相談いつでも聞くからな?