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『運命…3』
莉々side
朝、執事である沙飛純くんに起こしてもらい、 眠気覚ましにカーテンを開ける。
莉々
窓の先に見えるのは、 私の弟とその彼女、るぅちゃん。
彼女といっても今日だけらしい。 今日は2人で出掛けてデートごっこをするらしい。
莉々
沙飛純
莉々
沙飛純
莉々
微妙な距離感で歩く2人は、初々しさはあるものの とても幸せそうだった。
沙飛純
莉々
神様side
心音
心音
そう流羽に語りかけた心音は 今まで1番というくらい幸せそうな目をしていた。
流羽
流羽
流羽の目もきらきらとしていて、 心音に負けないくらい幸せそうだった。
流羽の一言によって行く先が決まった2人は 握る手をさらに強く繋ぎ、水族館へと向かった。
水族館に着くと2人は、目を輝かせ魚を観察する。
流羽
一つ一つに言葉を発する流羽の様子に心音は心を奪われていた。
心音
流羽
心音は聞こえないように呟いたのかもしれないが、 流羽にはしっかりと聞こえていたようで、 距離があってもわかるくらい顔を赤くした。
流羽
心音
心音
すっかり自分たちの世界に入っている2人の様子を見た周りの人たちが 羨ましいそうな目をしていたなんて彼らたちは知らないだろう。
そんな時にある男が流羽に声をかけた。
律輝
2人の空気をぶち壊すように声を上げる彼の名は 向井律輝。
2人の高校時代の同級生。
流羽
律輝
律輝
流羽
2人の様子を見て心音は表情を曇らせた。
そして律輝という存在に危険を察知し、この場を去ろうとした。
心音
流羽
しかしそれはうまく行くものではない。
律輝
律輝
律輝に上手く乗せられた2人は、 水族館内のレストランで律輝と昼食を取ることにした。
心音
心音の顔は今まで以上に怖い顔をしていた。
律輝
少し間をとって律輝は口を開いた。
律輝
心音
律輝
律輝
律輝が口に出したのは2人が最も触れて欲しくなかった話題。
律輝も相当なお坊ちゃんなのでその事を知っていても無理はない。
律輝
流羽
流羽
律輝
律輝
流羽が否定の言葉を述べようとしたが、 それは律輝によって阻止された。
心音
心音
そう語る心音は何処か悔しそうだった。
律輝
心音
律輝
律輝
律輝
律輝が次々と並べて行く言葉は全て正論で 2人はなにも言い返せず、ただただ黙っていた。
律輝
律輝
律輝
律輝
心音
律輝
心音
心音
心音
放たれたこの言葉には、 誰も触れることができない2人の一生の強い絆が感じられた気がした。
律輝
律輝
律輝
律輝
律輝
律輝は自分が食べた分のお金を置いていき、 その場をさっていった…
心音
流羽
律輝が来てから様子がおかしくなった心音の 機嫌を紛らわそうと流羽は水族館の外にある観覧車に心音を連れた。
心音
心音
悔しそうに言葉を溢す心音を流羽はそっと抱きしめた。
ぎゅ
心音
流羽
流羽
流羽
口下手な流羽の精一杯の励まし。 それは今の心音にとって一番の励ましだった。
心音
流羽
流羽
心音
流羽
流羽
流羽は抱きしめる腕をさらに強めた。
流羽
心音
心音
心音
心音
「今日だけ」
今日だけは2人によるデートごっこだから何しても良い。
そんな考えが2人に統一されてあった。
流羽がそっと目を瞑ると、 心音は流羽の頬に手を当て顔を近づける。
この一瞬__。
2人にとって大切な瞬間。
心音
心音
心配そうに心音は流羽に尋ねる。
流羽
流羽
心音
心音
心音
厳しい門限を守るために2人は帰路についた。
家が見えてくるギリギリまで 繋いだ手が離れることはなかった。
三話目なんですけど、行き詰まりました。 このままエモい感じで無理やり終わらせます。 もしよかったら設定を使って物語を書いてくれても構いません。