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続きまってるョ😋
あおあお
あおあお
あおあお
数十分前
🎼みこ👑
🎼す🍵
唸り声をあげながら体をモゾモゾと動かすみこちゃん。
みこちゃんはいつもこうやって起きているのだが、何故か毎回目を開けてくれない。
🎼す🍵
🎼みこ👑
こう言っても更に強く目を瞑るだけ。
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼す🍵
みこちゃんが何か言いたそうにしているので口枷を外す。
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
もう一度聞くと振り絞ったような声でそう答える。
🎼す🍵
何が怖いのかわからないから辺りを見渡してみるけど、みこちゃんの写真くらいしか見当たらない。
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼す🍵
思い出話でもしようとしたら珍しく声を荒げてきて少し驚く。
🎼みこ👑
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼みこ👑
🎼みこ👑
🎼す🍵
🎼す🍵
みこちゃんの言っていることがよくわからない。
叩く、締める、閉じ込める。
これら全部みこちゃんへの愛情表現なのに。
🎼みこ👑
🎼みこ👑
🎼す🍵
みこちゃんのその言葉を聞いた途端
あの頃の記憶が蘇ってくる。
幼少期🍵
幼少期🍵
父
母(男)
俺の家は母が男だということ以外普通の家庭だったと思う。
幼少期🍵
母(男)
幼少期🍵
父
母(男)
父
父
母(男)
母(男)
幼少期🍵
だけど
その普通の家庭にはどこか冷たい空気が流れていた。
母(男)
バチンッ!
母(男)
父
バチィンッ!
母(男)
幼少期🍵
どうやら父と母にとって叩いたり 罵声を浴びせていたぶる行為が 「大好きだよ〜」言ってるということらしい。
そんな現実を知ったとき
胸の痛みと同時にぽっかり穴が空いたような感覚に襲われた。
数年後、俺には弟ができた。
母さんに似た容姿をしていた。
📢幼少期
📢幼少期
幼少期🍵
それから
いるまちゃんにはとびっきり優しく接した。
2人でたくさん遊んで、たくさん笑った。
自分のぽっかり空いた穴を埋めるかのように。
それに、弟にはあんな両親の姿を知って欲しくなかったし、俺もあんな風になりたくはなかった。
幼少期🍵
📢幼少期
幼少期🍵
幼少期🍵
なのに、
いつまで経ってもぽっかり空いたままだった。
🎼す🍵
🎼いる📢
時が過ぎて俺は大学生になった。
高校生になった弟との仲も良好のまま。
だけど、俺のはぽっかり空いた穴がなんなのかわからないままだった。
🎼す🍵
🎼す🍵
そんな俺の人生の転機は
午前の講義が終わって食堂に向かう途中で訪れた。
🎼みこ👑
1人できょろきょろと周りを見渡している人を見かけた。
何か困ってそうだったから声を掛けてみることにした。
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼みこ👑
🎼す🍵
そう少し照れながら言ってくる彼の姿思わず心を撃ち抜かれる。
いわゆる一目惚れっていうやつだろう
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
ぱあっと明るい顔をしている彼に少しドキドキしてて、我ながらに困惑していた。
🎼みこ👑
🎼みこ👑
🎼みこ👑
🎼す🍵
みこちゃんは俺と同じ1年生だった。
みこちゃんと話すのはとても楽しい。
言動が子供っぽくて、天然で、 なにより笑顔が眩しい。
薄暗かった俺の心が照らされたような感じだった。
🎼みこ👑
🎼みこ👑
俺の気持ちが揺らいだのは
こんな他愛のない会話からだった。
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼みこ👑
笑顔と共にそう言ってきたとき 胸がチクッと痛んだ。
"あの時"と同じ胸の痛み。
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼す🍵
みこちゃんの話に合わせて話すたび更にチクッチクッっと胸の痛みが増えてくる。
🎼みこ👑
🎼みこ👑
🎼みこ👑
🎼みこ👑
そう言ってみこちゃんはフォーク片手に照れくさそうに笑っている茶髪の少年が写っている写真を見せてきた。
そのとき
今までで一番大きな穴がぽっかりと空いて
ようやく今まで抱えてた自分の気持ちがわかったんだ。
俺、みこちゃんのことが“好き”なんだ。
ずっと感じていた心の穴は“寂しさ”で
そして、今感じた大きな穴は
俺の知らないところでみこちゃんと楽しそうにしているみこちゃんの弟への “憎しみ”と“嫉妬”
それらの感情が入り混じって "醜いモノ"が生まれてしまったんだ。
🎼みこ👑
🎼みこ👑
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼みこ👑
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼みこ👑
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
ガチャ
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
部屋一面に張られた写真に怯えるみこちゃんを見て感じたドキドキ。
"好き"っていう気持ち。
これで確信がついてしまった。
ドサッ
🎼みこ👑
🎼す🍵
ゴソッ(👑を脱がす)
🎼みこ👑
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼す🍵
🎼みこ👑
🎼みこ👑
🎼す🍵
ボコッ!
🎼みこ👑
🎼す🍵
🎼す🍵
嗚呼、
満たされていく
今まで空いた穴がどんどん埋まっていく。
みこちゃん、
君が今までで1番大きな穴を開けたんだから、
🎼す🍵
🎼いる📢
🎼いる📢
🎼す🍵
🎼いる📢
🎼す🍵
🎼いる📢
🎼す🍵
🎼いる📢
あいつらのようにだけはなりたくなかったのに。
男を好きになった時点で同類だったのかもね。
俺も、いるまちゃんも。