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鋭痛 咼

俺の事

鋭痛 咼

覚えてる?

痛無 鈴

覚…えてる

痛無 鈴

痛無 鈴

貴方

痛無 鈴

咼は死んだ

死んだ筈だ

今ここに立っている訳がない

ジリ…と警戒態勢に入る

痛無 鈴

(爆豪さんは)

横目で彼を探す

痛無 鈴

(…もう見えない)

痛無 鈴

痛無 鈴

(誰にも迷惑かけないように)

痛無 鈴

(まずは自分が無事でいる事)

鋭痛 咼

楽しい話しようよ!

鋭痛 咼

いつもみたいにさ!

痛無 鈴

質問に答えて!!

痛無 鈴

貴方は誰よ

痛無 鈴

貴方は咼じゃない

痛無 鈴

咼は…もう居ない!!

口に出すと、実感が湧く

あぁ、そうか

私、まだ辛いんだ

下唇をぐっと噛む

痛無 鈴

(耐えろ…)

一瞬、瞬きをした

いつもと何ら変わりない瞬き

しかしその間に

痛無 鈴

痛無 鈴

消えた!?

鋭痛 咼

後ろです

気がつくと、彼は自分の背後に回り込んでおり

首元にナイフをチラつかせている

痛無 鈴

……ハッ…ハッ…

首には太い血管が通っており

人間の急所である

恐怖か、

全身が固まって動けない

鋭痛 咼

鋭痛 咼

怖いですか?

鋭痛 咼

鈴ちゃん

鋭痛 咼

この男の子は、彼氏だったんですか?

鋭痛 咼

私も、好きな人が居るんです

痛無 鈴

(私の、名前…)

痛無 鈴

痛無 鈴

離して

鋭痛 咼

鋭痛 咼

私とお話してください

鋭痛 咼

お話してくれるなら、殺さないであげます

痛無 鈴

話す

痛無 鈴

約束するよ

鋭痛 咼

分かりました

鋭痛 咼

じゃ、着いてきてください!

まるで女の子のような口振り

見た目は咼だが、中身が違う

痛無 鈴

(取り敢えず、市民の安全が最優先)

痛無 鈴

(私にしかナイフを見せていない)

痛無 鈴

(緊急性は低い)

そう判断し

彼について行った

鋭痛 咼

ここでお話しよっ!鈴ちゃん!

着いたのは小学校の廃墟だった

痛無 鈴

何で、私の名前知ってるの

鋭痛 咼

前!ニュースで見たの!

鋭痛 咼

貴方を庇ったこの男の子!!

鋭痛 咼

カッコよくて〜…素敵でした…

鋭痛 咼

死んじゃったけど

鋭痛 咼

なので、この男の子の血、貰っちゃいましたぁ!

痛無 鈴

痛無 鈴

咼の、血…

鋭痛 咼

そうです!

鋭痛 咼

胸をグサッと刺されちゃった時のやつです

鋭痛 咼

砂に血がたくさん残ってました!

鋭痛 咼

なので拾ってあげました

痛無 鈴

鋭痛 咼

私は血を飲むと、その人になれるのです!!

鋭痛 咼

私は、好きに“成れた”私が好きなのです!!

鋭痛 咼

私もカッコイイ男の子に守られたい!!

鋭痛 咼

だから、本当は鈴ちゃんの血が欲しいのです

痛無 鈴

興奮で個性を忘れているのか 時間経過なのか

ドロドロと彼が剥がれていく

???

楽しいねぇ、楽しいねぇ

???

お話楽しいねぇ

泥の皮が剥がれ落ち

ニヤニヤと不気味に笑っている顔が見える

痛無 鈴

!!

痛無 鈴

貴方!

痛無 鈴

トガヒミコ!!

渡我 被身子

わぁ…!!

渡我 被身子

そうです!トガ!トガヒミコ

渡我 被身子

名前、知ってるの!?

渡我 被身子

嬉しいなぁ!!

渡我 被身子

私も鈴ちゃんの名前知ってます!

渡我 被身子

お揃いだ!嬉しいなぁ!!

痛無 鈴

良く…喋るわね

痛無 鈴

(お揃いって何よ…)

渡我 被身子

私、鈴ちゃんカァイくて好き!

渡我 被身子

来ない!?ヴィラン連合!

渡我 被身子

来たらもっとお話できるよ!!

痛無 鈴

私はヒーローよ

痛無 鈴

ニュース見てたなら知ってるでしょ

痛無 鈴

ヴィラン連合には行かない

渡我 被身子

渡我 被身子

そうですか

渡我 被身子

お友達になれると思ったけど

渡我 被身子

そうじゃないなら、もう良いです

渡我 被身子

渡我 被身子

刺します

キラリと、さっきのナイフが 彼女の右手の中で光っている

痛無 鈴

(幸い、私は痛みを感じない)

痛無 鈴

(刺されたくらいじゃ、どうって事ない)

次の瞬間

彼女は私の真下から私を見上げ

喉を狙ってナイフを突き上げている

痛無 鈴

…っ

顔から数cmを残して避ける

痛無 鈴

(速い…)

渡我 被身子

へぇ…!!

渡我 被身子

避けるなんて凄いね!凄い!

更に興奮を見せる彼女

姿勢を低くし、私を狙っている

渡我 被身子

分かるよ、鈴ちゃんの個性

渡我 被身子

痛みを感じないんでしたっけ?

渡我 被身子

なら、たくさん血を流しても大丈夫だねぇ!

正面から切りかかってくる

痛無 鈴

血を…たくさん流したら

痛無 鈴

死ぬでしょうがっ

顔面に向かってくるナイフを

腰ポケットに入っていた 携帯電話で受け止める

渡我 被身子

渡我 被身子

ボロボロで、血を流している人が好きです

渡我 被身子

私は、それで殺しました

痛無 鈴

…ぐっ

体重を乗せ、 ナイフを跳ね返す

痛無 鈴

(携帯つかない…)

救援を呼ぼうとしたが

叶わないと悟った

渡我 被身子

どうして私から目を逸らすの!ねぇ!

渡我 被身子

私とのお話は迷惑なの!?やっぱり鈴ちゃんも同じなの!?

痛無 鈴

ちが…っ!

興奮が怒りへと色を変えた

さっきとは違い、 無鉄砲にナイフを振り回している

痛無 鈴

……くそ…っ!!

咄嗟に左腕でナイフの動きを止める

表皮、真皮へと ナイフがじわじわ潜っていく

渡我 被身子

血がたくさんでてるねぇ鈴ちゃん!

渡我 被身子

カァイイねぇ

痛無 鈴

うるさいわね…

渡我 被身子

…!

渡我 被身子

わ、ぁっ!?

左腕に刺さったナイフを右手で抑え、

ナイフごと、思い切り彼女を地面へ打ち付けた

渡我 被身子

あだっ

仰向けになった彼女を、体で押さえつける

痛無 鈴

はぁ…はぁ…

痛無 鈴

女の子相手にこんなこと、したくないの…!

痛無 鈴

諦めて!トガヒミコ!

ーーーー同時刻ーーーー

爆豪 勝己

爆豪 勝己

爆豪 勝己

不在着信

不在着信

爆豪 勝己

電話にも出ねェ…

爆豪 勝己

何処に居んだ、あのアホ…!!

【長編】痛みを感じない個性の私が、爆豪勝己に守られる話②

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