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100万年の恋

第1話 - 100万年の探し人

1,000

2023年03月13日

#100恋

#ガイア様

#原神

#二次創作

#原神ニワカ

それでもシオナは二次創作を書く

～天の川が掛かったとある夜～

ガイア様の女は､地面に寝そべり天の川を見つめる

ガイア様の女

嗚呼､

ガイア様の女

ガイア様……

ガイア様の女

貴方は､今どこでなにをしているの

ガイア様の女は､天の川に手をのばす

ガイア様の女

貴方に会いたい。

～ガイア家～

ガイア様の女

～～♪

七七

お母さん､ご飯まだ～？

ガイア様の女

今ちょうどできたところよ～！

ガイア様の女

それじゃあ､七七ちゃん。

ガイア様の女

今作った料理を､机に置くの手伝ってくれるかしら？

七七

うん！七七手伝う！

2人は､手分けして料理を机に並べる

ガイア様の女

…と､これで全部かな？

ガイア様の女

あ！あと､お箸ね

七七

七七､お箸とる！

ガイア様の女

ふふ､ありがとうね♪

ガイア様の女

お箸は､3本よ

七七

むぅ…

ガイア様の女

？どうしたの

七七

お母さん､また間違ってる…

七七

お箸は､2本だよ。

七七

お父さん､いないもん

ガイア様の女

……あ

ガイア様の女

あはは､そうだったわね💦

ガイア様の女

お父さん､依頼でお仕事しているのよね……

ガイア様の女は､悲しげな表情を浮かばせる

七七

あ､お母さん……

七七

七七も､お母さんと同じ気持ち…

ガイア様の女

…え？

七七

七七も､お父さんに会いたい…。

ガイア様の女

七七ちゃん……

ガイア様の女は､しょんぼりしている七七の､頭を優しく撫でる

ガイア様の女

大丈夫よ。お父さんは､絶対任務を達成させて帰ってくるはずよ

ガイア様の女

それに､任務へ行く前に言ってたじゃない､､､

～ガイア家の玄関～

ガイア様の女

ガイア様…

ガイア様の女

本当に､行かれるのですか💦

ガイア様の女

今回の任務､かなりの強敵がいる陣地に向かうのでしょう💦

ガイア

ああ､それにここから行くと…結構､
遠いみたいだしなぁ

ガイア

だから今回は､少し長旅になるかもしれない

ガイア様の女

そんなぁ…

ガイア

だが､心配ご無用！

ガイア

俺は､必ず任務を達成させこの家へ帰ってくるさ。

ガイア様の女

でも､やっぱり私…
貴方が心配ですっ💦

ガイア様の女

今からでも､間に合いますっ！
この任務は､騎士団に任せて貴方は脱退するべきです！

ガイア様の女

それに､この任務を無理にやる必要は､ありませんっ

ガイア様の女

確かに､この任務は強敵の陣地に乗り込むというリスクが高い任務だからか､
達成した時の賞金は高いですが…

ガイア様の女

別に私達､お金には困っていませんし…

ガイア様の女

そこまでして､お金を稼ぐ意味はないのですよ？💦

ガイア

はいはい､全く…
俺の嫁さんは心配性だなぁ～

ガイア

でも､そこが好ましいところでもあるんだけど…

ガイア様の女

っ…！

ガイア

フフッ…

ガイア

なに顔を赤らめているんだぁ？

ガイア様の女

えっ！……💦

ガイアは､ガイア様の女の耳元でいじわる気に言う

ガイア

七七にみられても知らないぞぉ～

ガイア様の女

な､七七ちゃんっ？！

ガイア様の女は､慌てて周りを見渡すと､ドアを少し開けてこちらを覗いていた七七に気づく

七七

…あ､バレた

ガイア様の女

もぉ､七七ちゃんっ
いるならいるって言ってよね…💦

ガイア

あははっ､まぁそう怒こるなよ

ガイア様の女

笑わないでくださいっ
それに発端は､あなたなんですよ

ガイア

すまんすまん(笑)

七七

…お父さん､もう行っちゃうの？

ガイア

ん？ああ､でも必ず…帰ってくるさ。

ガイア

でも､それまで…お前はお母さんをたのんだぞ

ガイア

……いいな？

七七

うん！七七お母さん守る！

ガイア

ははっ､流石俺の娘だ！

ガイア様の女

ふふ､ですね

ガイア

…と､そろそろ行かなければな

ガイア

それに､これ以上ここにいると…
行きたくなくなってしまいそうだ

ガイア様の女

ガイア様……

七七

お父さん……

ガイア

なぁ～に､心配はいらないと言っているだろう？

ガイア

大丈夫だ。

ガイア

俺は､必ず帰ってくる…。

ガイア様の女

……って

七七

うん…！
そうだね！

ガイア様の女

さて､ご飯が冷めちゃう前に
いただいちゃいましょうか

七七

うんっ！
いただきまーす♪

～数分後～

～リビング～

ご飯を食べた後､リビングでくつろいでいると､突如電話が鳴る

七七

あ！お母さんっお電話！

ガイア様の女

待ってて､私が出るから

ガイア様の女は､電話をとる

ガイア様の女

…もしもし

鍾離

○○医院の看護師､鍾離です。

鍾離

そちら､ガイア様の女さんで間違いないでしょうか？

ガイア様の女

え？は…はい？

ガイア様の女

(お医者さんから？
何のようだろう？)

ガイア様の女

(七七ちゃんの予防接種とかかな？)

ガイア様の女

(あ～でも､ついこの間行ったばかりだけど……？)

鍾離

…まず､
急な連絡になり申し訳ありません。

鍾離

実は､あなた様の旦那様……

鍾離

ガイアさんのことなのですが､任務で重症な怪我を負ってしまいまして……

ガイア様の女

……え

鍾離

今､こちらで緊急処置を行っております。

ガイア様の女

どこっ！

鍾離

え…？

ガイア様の女

今から､急いで向かうから教えてっ
○○医院は､どこにあるのっ

鍾離

向かうって…
そこからだと､かなりの距離になるかと……
それに､敵の基地の近くにあるので危険です！

ガイア様の女

いいから､教えてッ！

鍾離

あっ､はい…

鍾離

ー………

看護師から､病院の場所を聞き､電話を切る

七七

…お母さん？

七七

急に大きな声出して…
どうかしたの？

ガイア様の女

七七ちゃん……

ガイア様の女

実は､ガイア様が大怪我を負ったみたいなの…

七七

…え

ガイア様の女

いい？七七ちゃんは､ここでお留守番してて

七七

嫌だ！七七も行くっ

ガイア様の女

ううん､だめよ。
ここからだと道のりも結構あるみたいだし

ガイア様の女

獣や､モンスターも最近かなり増えてきてるし､

ガイア様の女

七七ちゃんを危険な目には会わせたくないの…

七七

…でも､お母さんは？
お母さんは､獣やモンスターにもし会っちゃったら？

ガイア様の女

…大丈夫よ。

ガイア様の女

お母さん､こう見えて結構強いんだから！

七七

…お母さん

七七

七七…お母さんまでいなくなっちゃイヤっ

ガイア様の女

もぉ～､私が七七ちゃんを置いて行ったことある？

七七

……ない

ガイア様の女

ふふっ､そうでしょ？

ガイア様の女は七七をハグする

ガイア様の女

大丈夫よ。必ずお母さん七七ちゃんのところへ戻ってくるわ。

ガイア様の女

そして､お父さんも必ず取り戻す！

七七

約束だよ…？

ガイア様の女

うん､約束する！

ガイア様の女と七七は､約束を誓うとガイア様の女は､外へと踏み入れるのであった。

～数時間後～

～荒れ果てた地～

ガイア様の女

ここが､強敵の基地…

ガイア様の女

酷い荒れぐあいね

ガイア様の女

運良く敵に見つからずにここまでこれたけど…
本当にここに病院なんてあるのかしら？

ガイア様の女

周りには敵に殺られた騎士団の遺体ばかりだし……

ガイア様の女

(ガイア様も､この遺体のようになってしまうのかしら……)

ガイア様の女

(ううん､弱気になっちゃダメっ！)

ガイア様の女

(今は､とりあえず病院へ向かうことを考えなくっちゃ！)

獣

ｳﾞｧｧｧｰｩ!!！

獣

ｶﾞｧｧｧ～ｯｯ

獣

ブヒィィィーーッッ!!！

ガイア様の女は､獣の群れに囲まれていることに気づく

ガイア様の女

はっ…？！

ガイア様の女

(しまった､油断してた…？！)

ガイア様の女

(どうしよう…こんな囲まれたら逃げられないし……)

ガイア様の女

(戦うにしても､こんな数……)

獣

ブニャァァｯｯ！！

1匹の獣の叫びとともに群れ全員の獣がガイア様の女の方へと走ってくる

ガイア様の女

ひっ……

ガイア様の女は､死を覚悟したが……

タルタリヤ

必殺！

タルタリヤ

散髪切りっ！！

謎の青年の声とともに､獣達の毛が綺麗に切れていく

ガイア様の女

…っ？！

タルタリヤ

うんっ！これでよしっ

タルタリヤ

皆､さっぱりしてていいねぇ～👍️

獣達は､急に毛を根こそぎ取られて困惑している

鍾離

はぁ､全く無茶なことをする奴だ…

ガイア様の女

っ！その声は､看護師の鍾離さん！

ガイア様の女は､背後にいた鍾離に気づく

鍾離

待ってました。
ご無事で良かったです。

鍾離

…では､この獣達の困惑が収まる前に病院へ急ぎましょう。

ガイア様の女

そうですね…💦

タルタリヤ

ちょっと､俺を置いていかないでよ💦

ガイア様の女

あっあの､先ほどは助けてくださり
ありがとうございます

タルタリヤ

ん～？助けた？

タルタリヤ

俺は､ただもっさもさな獣達の毛を
トリミングしただけだけど？

ガイア様の女

えっ💦

鍾離

すみません…
こいつは､こういう奴なんです。💦

鍾離

ですが､俺と同じ看護師でもあるんです

鍾離

それに､ガイアさんを病院へと運んだのもこいつなんです。

ガイア様の女

そうだったんですか！

ガイア様の女

ありがとうございますっ！！
……えっとぉ

タルタリヤ

タルタリヤ､
君の助けになれて良かったよ

鍾離

さて､自己紹介を済ませたとこで…
急いで病院へ向かいましょう。

ガイア様の女

…はいっ！

ガイア様の女達は､駆け足で病院へと向かう

～病院～

～廊下～

病院を､入ると病院と言えないぐらいガヤガヤしており､次々と､敵に敗れた騎士団達が運ばれ､看護師達が忙しそうにしていた

タルタリヤ

たっだいま～！

鍾離

はぁ､なんでお前はこんな状況でそんなテンションになれるんだ…

看護師A

あ､鍾離さん！今空いてますぅ？

看護師A

こちら､手伝ってくれませんか💦

看護師B

こちらも､お願いしますー💦

鍾離

今は……

ガイア様の女

ここまで､案内ありがとうございました。
私は､気にせず騎士団の看護をおねがします。

鍾離

あ､ちょっと……

ガイア様の女は､病室が広がっている方へと駆け足で走っていく

鍾離

…行ってしまったか。

タルタリヤ

ねぇ､本当に言わなくていいの？

鍾離

｢言うな｣……
そう､言われただろう

鍾離

患者が､そう希望しているんだ…
しかたない。

タルタリヤ

ふぅ～ん…

看護師A

鍾離さーんっ！

看護師B

鍾離さんっ！！

鍾離

あ！今行くっ待ってろ💦

タルタリヤ

……

～病室～

ガイア様の女は、ガイアと書いた部屋を見つけカーテンの前に立つ

ガイア様の女

……

ガイア様の女

(ガイア様…)

ガイア様の女

(どうか､どうか……)

ガイア様の女

(どうか､意識がありますように…。)

ガイア様の女は､ガイア様の無事を祈りカーテンをあける

ガイア様の女がカーテンを開けるとともに､窓から激しい風が吹いたそして､カーテンを開けた先には､

ガイア様の女

……ぇ

ガイア様の女

誰も､いない。

ガイア様の女は､絶望のあまり力が抜けその場にた折れ込む

～夜～

ガイア様の女

ん……

ガイア様の女

…はっ！

気がつくと､ガイア様の女は､本来ガイアが寝てるであろう､ベッドで眠っていたことに気づく

空

あ！起きたっ！！

ガイア様の女

えっ？！
なんでお兄ちゃんが…？！

空

言ってなかったっけ？
俺もガイアさんと同じ依頼を受けていたんだ

ガイア様の女

そうだったんだ…

空

お前の事情は､ある看護師さんから聞いたよ…

ガイア様の女

……

空

ガイアさん……
本当に勇敢に戦っていたよ…

空

普通､戦闘になると自分のことで精一杯になるのに
ガイアさんは､違かった……。

空

戦力は､もちろん…
諦めかけていた騎士団に勇気付ける言葉を掛けていたり…

空

俺も､一緒に戦ってて頼もしかったな…

ガイア様の女

…ガイア様､

ガイア様の女

ねぇ､お兄ちゃん…
ガイア様は､どこへいったの？

空

俺も､わからない…

空

ガイアさんの様子を見に､ガイアと書かれた病室に入ったと思うんだけど

空

いたのは､倒れているお前だけで…

空

ガイアさんの姿は､なかったんだ

ガイア様の女

そんな……

ガイア様の女

それじゃあ､ガイア様はどこへ…？

タルタリヤ

ガイアは､逃げたよ

2人は､タルタリヤと鍾離が病室に入っていたことに気づく

ガイア様の女

…え？

空

そんなはず､あるわけないっ
仲間想いのガイアさんが､仲間を裏切って逃げるなんて…

鍾離

正確に言うなら､
戦場に行くために病室から逃げたんです。

空

戦いにって……
ガイアさんすごい大怪我してましたよね💦

鍾離

｢仲間のためだ……｣

鍾離

そう言って､彼は窓から飛び降りて行きましたよ…。

鍾離がそういうと､さっきふいた同じような強い風が窓から吹き掛けるそして､ガイア様の女は､ベッドから起き上がる

鍾離

どこへ行くのです

ガイア様の女

戦場。

タルタリヤ

君､さっき襲われてなかったっけ？

ガイア様の女

っ､それは💦

ガイア様の女

…でも､ここにいてもなにも変わらないから

鍾離

…はぁ

タルタリヤ

ん？鍾離がお客さんの前でため息なんて珍しいじゃん？

タルタリヤ

くしゃみでさえ､ダメだしするのにさぁ？

鍾離

普通に考えて､看護師がくしゃみをするのはダメだろう💦

鍾離

…なんというか､この光景は何度か目にしていてな

鍾離

もう､見飽きた…と言っていいほどだ

ガイア様の女

…？どいうこと

鍾離

俺が､看護師となってもう数年が経つ……

鍾離

そして､お前みたいに､
大切な人を守るため､無防備に戦場に乗り込んだ奴らを何度も見てきた。

鍾離

…そして必ず､

鍾離

死んで帰ってくるんだ。

ガイア様の女

っ…！

鍾離

だから､もう一度ちゃんと考えて欲しい…

鍾離

お前の行動は､本当に大切な人が喜ぶものなのか……を。

ガイア様の女

……

ガイア様の女

(そんなの､決まっている…)

ガイア様の女

(生まれてからずっと私の答えは
決まっているわ)

ガイア様の女

引き留めてくれてありがとう。

ガイア様の女

そして､

ガイア様の女

…ごめんなさい。

ガイア様の女

私の気持ちは変わらないわ

ガイア様の女

私は､ガイア様のそばにいないといけない…

鍾離

なぜ､そこまで……

ガイア様の女

なぜって……
そんなの生まれた時から決まっているわ。

ガイア様の女は､誇らし気に胸に手を当て､答える…。

ガイア様の女

私が､

ガイア様の女

"ガイア様の女"だからよ！

そう告げると､ガイア様の女は､窓の外へと飛び出した。

～荒れ果てた地～

ガイア様の女

…はぁ､はぁ

ガイア様の女

ガイア様､どこ？

ガイア様の女が､ガイアを探していると背後から聞き覚えのない男の声が聞こえた

騎士団A

おい！そこのオメェっ､
部外者は立ち入り禁止ダゾっ

ガイア様の女

す､すみません…💦

ガイア様の女

ですが､どうしても会いたい人がいて…

ガイア様の女

ガイアっていうんですけど……

騎士団A

っ？！

騎士団A

オメェさんが､ガイアさんの奥さんだったのかぁ～！

ガイア様の女

…え？私達知り合いでしたっけ？

騎士団A

いやいや､ガイアさんとはよく任務がかぶってなぁ～

騎士団A

そこでガイアさん､毎日のように自慢の奥さんの話をするんだよ

ガイア様の女

そうだったんですか！

ガイア様の女

(もう､ガイア様たらっ……\\\\)

騎士団A

…っで､オメェさん
ガイアさんを探しているんだってな？

ガイア様の女

あ､はい！

騎士団A

…気の毒な話しになるが､随分前に
ガイアさん､大怪我をおって看護師に運ばれていたのを見かけたぞ

ガイア様の女

はい､知ってます。

ガイア様の女

ですが､病室のどこにもいなくて……
看護師に聞いたらところ､窓から出て行ったって……💦

騎士団A

んッ？！あんな大怪我でかっ？！

騎士団A

大怪我を負っている以上､
そう遠くには言っていないと信じたいが……

騎士団B

大変でふっ､大変でふ～～‼️

ガイアの行方を2人で考えていると､騎士団Bが､ブヨブヨのお腹を揺らしながらこちらへと急いで向かってくる

騎士団B

はぁ､はぁ～～💦

騎士団A

ど～した､そんなに慌てて💦

騎士団B

大変でふっ！！

騎士団A

だから､何がだッ💦

騎士団B

ガイア氏が､魔王城へと入りこみましたのでふ！！💦

ガイア様の女

？！

騎士団B

しかも､1人でっ…！

騎士団A

ナニィ～～～？！？！

騎士団A

魔王城に入る前にまず､門番が強敵でいまだに倒せていないのに､

騎士団A

どうやって魔王城へ入ったんだ💦

騎士団B

それは､"例のアレ"でふ

騎士団A

っ！例のアレって……
確かに､例のアレを使えば獣達を一旦氷漬けにすることができるが……
大怪我をしているんだぞ💦

騎士団A

どこに､アレを使う体力があるって言うんだっ

ガイア様の女

す､すみません💦
"例のアレ"とはいったい…？

騎士団A

オメェさん､奥さんなのに知らねぇのか？！

ガイア様の女

はい､全く…💦

騎士団B

"例のアレ"……
通称『大人しくしやがれ』でふ！

騎士団B

『大人しくしやがれ』は､
ダメージを与えられる故に､敵を凍らせ身動きがが取れない状態にできる凄い技なのでふっ！

騎士団A

その､技を使うには
かなりの集中力と体力を使うんだ

騎士団A

でも､今のガイアさんには､体力も集中力もないはず……

ガイア様の女

じゃあ､なぜ大人しくしやがれを使えたんですか…？

騎士団A

……う～ん､

騎士団A

…あっ！一つ思い当たる節がある。

騎士団A

ガイアさん､実は大人しくしやがれを使えるように､たくさん鍛えていたんだ

騎士団A

…きっと､その努力が実ったんじゃないか？

ガイア様の女

ガイア様が…努力を……

ガイア様の女

(そうだったんだ。)

ガイア様の女

(だから､危険な任務に自らの意思で挑んだのね…)

ガイア様の女

(…そういうことなら､私ガイア様に余計なことをしちゃったな)

ガイア様の女

(ガイア様を引き留めようとした…)

ガイア様の女

(ガイア様の努力を知らないで私は､ガイア様を引き留めようとしてしまった……。)

ガイア様の女

(ううん､それ以外も……
不安な気持ちでガイア様を見送ってしまった。)

ガイア様の女

(……ガイア様)

ガイア様の女

(私､ガイア様に謝りたい……)

ガイア様の女

(ガイア様の努力を踏みにじるようなマネをしてしまったこと……)

ガイア様の女

(謝りたい……。)

ガイア様の女

魔王城って､どこにあるんですか

騎士団A

っ､もしやオメェさん…
魔王城に行く気なんじゃねぇだろうなぁ💦

ガイア様の女

行かせて下さい！私､なにがあってもガイア様に会いたいんですっ！

騎士団A

……わかった。

ガイア様の女

…っ本当ですか！

騎士団B

っ！ちょっと､本当に行かせて平気でふか？！

騎士団A

行くなって言っても､きっと無理やりにでも行くんだろう？魔王城へ

ガイア様の女

…ふふ､はいっ

騎士団A

…だがしかし､条件付きだ

騎士団A

俺も､行く！
これが､条件だっ！

騎士団A

女1人で行かせるわけにゃあ､
いけねぇーしな

ガイア様の女

っ…ありがとうございます！

騎士団A

そして騎士団B､ここの監視を頼む

騎士団B

ラジャーでふ！

騎士団A

…んじゃあ､行くとするか魔王城へ！

ガイア様の女

はい！

空

待ってください…！

2人は､魔王城へ向かおうとした瞬間背後から聞き覚えのある声がした

空

俺も行かせてください！魔王城へ…

ガイア様の女

っ…！

ガイア様の女

なぜ､お兄ちゃんがここに…？💦
お兄ちゃんは､怪我をして病院にいたんじゃ…

空

怪我っていっても､ガイアさんほどじゃないし､看護師さんに応急処置をしてもらったから心配ないよ

空

それに､なにより
俺の妹が困っているんだ…

空

助ける以外俺の選択肢はない

騎士団A

…だとよ､どうする？

ガイア様の女

…お兄ちゃん､ありがとうございます！
一緒に魔王城へ向かいましょう。

騎士団A

うしっ！そうと決まれば魔王城へ､
レッツゴー！！

～魔王城の中～

魔王城に入ると､獣やモンスター達はかちこちに､氷漬けにされており魔王城は､驚かくほど静かであった。

騎士団A

これ､全部ガイアさんがやったのか…

空

なんだっけ…？
ガイアさんの極めていた技って……

ガイア様の女

大人しくしやがれだよ

空

あ､そうそう大人しくしやがれ…
その技が､どれだけ凄い技なのか身に染みて感じるな…

騎士団A

あぁ俺もだ､あんなに強かった門番の強敵も門の前で氷漬けになってて､すんなり魔王城へと入れて驚いたよ

ガイア様の女

…それだけ､ガイア様はこの戦いを終わらせたいんだよ

ガイア様の女が真剣な顔で答えると､ 2人は､顔を見合せて頷く

騎士団A

そうだな､さっさとこんな戦い終わらせちまおうぜっ

空

ですねっ！
さ､行こうガイア様の女！

ガイア様の女

…うん！

3人は､魔王城の奥へと進もうとした途端……

－ﾄﾞｶｰﾝｯ－

ガイア様の女

…っ？！

騎士団A

なんだ､なんだ～💦

空

上から大きな音がしましたが､
なにか上で起こってるのでしょうか…？

騎士団A

どうもこうもねぇ､これは上で爆発が起きた音だ

魔王城が古く建てられたせいか､謎の爆発の影響で地面が揺れる

騎士団A

まずいな､このままだと魔王城ごと潰れるぞっ！？

騎士団A

こりゃあ一旦､魔王城からでた方がいいな…

空

でも､まだガイアさんが魔王城に……

すると､またもや大きな爆発が起き､地面が崩れていく

騎士団A

っ！どうやら迷ってる暇は､ねぇーみてぇだっ💦

ガイア様の女

2人とも､ここまで付き添ってくれてありがとうございます

ガイア様の女

後は､私だけで行けるので2人は避難してください

空

あっ､待つんだ！
ガイア様の女ーー

ガイア様の女は､2人に背を向け最上階を目指し､階段をテンポよく駆け足で上がっていく

～最上階～

ガイア

…っ､

ガイア

つまらなくなってきやがった……

魔王

ふへへっ

魔王

わしの､爆発をもろにくらうお主が悪いのじゃよ

魔王

…と､次の爆発でお主は終わりじゃ

魔王

またのぉ～

ガイア

くっこんなところで終わるなんて……

魔王

くらえっ！

魔王

今日､抜きたてほやほやの入れ歯爆発砲……

魔王

発射ー！！

発射の合図とともに､ガイア様の女は､最上階の門を開ける

ガイア様の女

…ガイア様っ

ガイア

っお前？！

ガイア

はぁ､全く……

ガイア

お前って本当にせっかちだなぁ～

ガイアは､いつもの口癖を吐くとガイア様の女を爆発から守る為に大の字になりガイア様の女の目の前に現れ……

ーﾄﾞｶｰﾝｯー

ガイア様の女は､爆発に巻き込まれ意識が遠退いていく……

～晴天なとある日～

空

ガイ……な

空

ガイ…まの……な

空

ガイア様の女っ

ガイア様の女

わっ？！

ガイア様の女は､兄に名前を呼ばれ飛び起きる

ガイア様の女

っ眩しい💦

空

そりゃあ､朝だしね

ガイア様の女

えっ！もう朝…！！

ガイア様の女は､昨晩兄に外の見張りを頼まれていて､ちょうど､天の川がよく見える綺麗な空だったので横になって星を眺めていたことを思い出した

ガイア様の女

あ､そうかぁ～
私､横になって天の川をみていたから
そのまま､寝ちゃったのね…💦

空

思い出したみたいでなによりだよ

ガイア様の女

それにしても､お兄ちゃんっなんで起こしてくれなかったのっ

ガイア様の女は､起き上がると背中についた砂をはたく

空

…だって､楽しそうに眠っていたから

空

夢の邪魔をしたくなくってさ

ガイア様の女

…夢､か。

空

ねぇ､どんな夢をみていたんだ？

ガイア様の女

……

ガイア様の女

100万年前のこと。

空

っ､ああ…そのことか……

空

俺も､今でもよく夢にでてくることがあるよ。

空

そして､なにより繊細に頭の中にある記憶は……
お前が魔王城の最上階へ行って巨大な爆発音が鳴ったことだ…。

空

…でも､生憎命の支障は､お前にはなかったから本当に良かったよ。

ガイア様の女

…でも､

ガイア様の女

でも､ガイア様は……ッ

ガイア様の女

(あの爆発とともに､どこかへ吹き飛んで行ってしまった……っ)

ガイア様の女は､悲しそうな顔を浮かばせる

空

生きてる。

ガイア様の女

っ！

空

ガイアさんは､生きてる！

空

だから､俺達はこうして100万年信じ続けて探し続けているんだろ？

ガイア様の女

…お兄ちゃん

ガイア様の女

…うんっ！ありがとうお兄ちゃんっ

ガイア様の女

(爆発後､生憎私は打撲や骨折だけで済んで､命の支障はなかった)

ガイア様の女

(だが､ガイア様は…
私を庇い､もろに爆発を受けてしまったため､そのまま遠くと吹き飛んで行ってしまった。)

ガイア様の女

(そして､皆口を揃えて言った……)

ガイア様の女

(ガイア様は､亡くなっただろう…と。)

ガイア様の女

(誰も､ガイア様の遺体を見ていないのに言うんだ…)

ガイア様の女

(私は､信じられなかった。)

ガイア様の女

(そして､悲しかった。)

ガイア様の女

(誰もガイア様を探そうと言う人はいなかったことが…)

ガイア様の女

(そんな時､お兄ちゃんが声をかけてくれたんだ､)

ガイア様の女

(『一緒に探そう』…と。)

ガイア様の女

(その時､私は救われた気がした。)

ガイア様の女

(なぜなら､ガイア様がまだ生存していると信じている人が私以外にもいたから…)

ガイア様の女

(凄く､凄く嬉しかった…。)

ガイア様の女

(本当にお兄ちゃんには､感謝しかない)

ガイア様の女

ありがとう､ありがとうお兄ちゃんっ

空

お礼は､100万年探し続けている探し人さんが見つかったらいってくれよ

ガイア様の女

ふふっ､うん！

ガイア様の女は､笑顔でそう答えると兄は､とある手紙をガイア様の女に渡した

ガイア様の女

？これは……

空

毎月くる､お前への手紙だ

ガイア様の女

…あっ！

ガイア様の女

七七ちゃんからだ！

ガイア様の女は､嬉しそうに手紙を読んでいく

空

……どうだった？

ガイア様の女

いつも通り､施設での暮らしを楽しんでいるみたい♪

ガイア様の女

(100万年前､あの爆発の後…
私は七七ちゃんを施設に預けた……)

ガイア様の女

(なぜなら､ガイア様を見つける旅に七七ちゃんまでも巻き込みたくなかったから)

ガイア様の女

(七七ちゃんには､七七ちゃんにある人生を切実に歩んで欲しかったから…)

ガイア様の女

(…もちろん､七七ちゃんを施設に預けた選択をしたことは本当に反省をしている)

ガイア様の女

(親としての責任を放棄することになるから……
確かな愛情を注げないことが本当に親としてやってることが最低だ。)

ガイア様の女

(でも､なぜだか後悔はしていない)

ガイア様の女

(もし､ガイア様を探してなかったら
何も解決しないで時間だけが過ぎていくと思うから……)

ガイア様の女

……よしっ

ガイア様の女

(なにがなんでも､ガイア様を見つけ出して…)

ガイア様の女

(また､3人で幸せに暮らすんだっ！)

ガイア様の女

行こう､

ガイア様の女

お兄ちゃん！

空

うんっ！

ガイア様の女と兄は､ガイア様探しを始めるのであった…。

兄を失うことを知らずに……。

100万年の恋

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神すぎだろっ！！！！空くんが男前すぎて泣いた🥲🥲

それでもシオナは二次創作を書く

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100万年の恋

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