俺らは生まれたその時から、 人生が決まっていた
母、父の為に賢くなり、 出世し、養える為に
だが父はそのような事は 望んでいなかった
俺らが幸せになって欲しい、 そう思っていてくれていた
優しい父だった
だが父は俺らが9つの時に亡くなった
優真
優里
優真
優真
優里
優里
優里
優真
優真
優里
優葉
優里
優葉
優葉
優里
優里
優真
優真
優葉
母
優真
母
優里
優葉
母
優真
俺は生まれた時から1度も 望まれた事は無かった
唯一信頼し、望んでくれるのは 父と弟達だけだった
父が亡くなってしまった今、 俺の癒しは弟達だけ
母は暴力こそはしなかったが、 育児は何もしてくれなかった
だから俺は高3の時に家出した
弟達を置いて
苦しかった、悲しかった
何年経っても苦しかった
俺は父の妹の所に居候していた
そしてある夜、事件は起こった
優真
優真
紗奈
紗奈
紗奈
紗奈
優真
優真
優真
紗奈
紗奈
紗奈
優真
優真
はたして俺は兄として役目を 果たせただろうか?
俺はあいつらを弟と言えるだろうか?
もう会う資格も無いのに
なぜ会いたがるのだろうか
優真
もうこのまま死んでもいいのかも しれない
俺は望まれていないのだから
紗奈
紗奈
優真
俺が死ぬまでに死んだら許さん
俺が死ぬまでに 死んじゃったら許さない
その言葉を思い出した
そうだ、俺は愛する弟達と約束したんだ
あいつらはきっとどこかで生きてる
死んだら会えない
ここから逃げて探そう
紗奈
優真
紗奈
優真
優真
紗奈
優真
優真
優真
優真
はぁ?今から会社来いぃ?
めんどくせぇ〜パス〜
優真
優真
優真
優真
優真
優真
優里
優里
優真
優里
優葉
優葉
結莉
莉奈
優里
莉奈
優里
優真
幸せそうで、何より俺は安心したよ