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これは、忘れてはいけないが、 忘れなければならない記憶
20××年 1月11日 轟家にて次女 爆誕
りり
轟 焦凍
2人は双子だった そのため容姿がとても似ていた 唯一違うのは、眼 私は両目が蒼い
その容姿から、2人は'最高傑作''と 呼ばれていた
ある日 焦凍に個性発動 近くにいた私は火傷を負い、病院へ
医者
エンデヴァー
医者
医者
そんな事を言われても、 お父さんは喜ぶはずがなく
りり
エンデヴァー
個性は5歳までに発言するという 可能性を信じた 後ほど、この発言を後悔することになる のは まだ知らなかった
お父さんと鍛練を重ねるにつれ 私は焦凍よりも強いことが分かった
お父さんに殴られても 焦凍のようにうずくまったままではなく すぐに立ち上がるし
何時間も鍛練をする体力や 瞬発力があった
おまけに頭の機転が利いたため、 機嫌を取ることだって出来た
轟 冷
エンデヴァー
お父さんがお母さんに暴力を振るう
りり
りり
焦凍とお母さんを守るようにして 2人の前に立つ
この光景も、何度見たことか。
エンデヴァー
私達が6歳になる頃 私が稽古場に向かう時に 唐突に言われた言葉
りり
エンデヴァー
エンデヴァー
りり
エンデヴァー
お父さんに突き飛ばされ、壁に当たる その音で、冬ねえと夏にいが慌てて駆けつけてくる そんな事ことは気にせず、お父さんを睨みつける その眼は、エンデヴァーにとても似ていたようで。
あの日から、私は焦凍とエンデヴァーと 関わることがなくなった
あの日から、私は笑わなくなった
エンデヴァーからの監視がとけ、 初めて1人で外に出る
初めて公園に行った
キャッキャと楽しそうに遊ぶ子達を 死んだ魚のような目で見る
五条 悟
無反応な私に、申し訳なくなったのか しゃがんで私と目線を合わせる
五条 悟
サングラスの間から光る私と同じ色の目
五条 悟
誰かに信頼されたかった。 愛されたかった
五条 悟
五条 悟
初対面なのに、心を見透かされ
家族にすら滅多に見せない涙が
静かに頬を伝った
真っ黒な制服も着慣れてきた4月中旬
同期達と楽しそうに話す声が聞こえてくる
五条 悟
五条 悟
そう、悲劇は唐突にしてくる。
りり
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