学園が赤に染まって崩壊したあの日
少女は一人髪を靡かせる
「 私の幸はここで終わる 」
蒼い青い空の下、普通と変わらない少女たちが街を歩く
ここは最高峰の兵を作るために作られた女学園特別養成都市「アルウォティス」
この学校の学生である少女たちの夢は
『人類の敵を一人残らず抹消すること』
華やかな青春とビビッドな現実とを輪廻してその日まで
「 女学園都市✕戦いのファンタジー 」
「ねえ、あなたは一体何がしたかったの」
「…、もちろん知っているでしょう」
「違う、表じゃなくて裏だよ」
「青じゃなくて赤、赤じゃなくて青」
「知らなくていい、あなたが死ぬその時まで」
「私には到底伝えることのできない宝物だから」
嗚呼、何故あの時
私は彼女に言えなかったんだろう