ファンタジー・異世界・SF
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追憶のノア
1話から読むこの世にはいつだって不思議な力が存在していた。
炎を発現させ、操る力。
水を作り出し、浄化する力。
植物を成長させ、種を作る力。
人々はこの力を祝福として大事に使い、大地、海、空など、自然を神として信仰していた。
12歳の少女ノアは、力を持つ子供が集まる“ギルオール学園”への入学を果たすが、初日から遅刻しそうになる。
そこで出会った少年はどこか不思議な雰囲気で―。
欲望渦巻くこの世で、少女たちは何を思い、何のために力を使うのか。