【#夜月紫雲】の小説一覧

ようこそ、CAFE Zeffiroへ

都会の一角に佇む小さなカフェ「Zeffiro」
昼間は普通のカフェだが、夜は傷ついた人々の憩いの場となる。
様々な秘密を持つ店員たちは、温かい食事と心の安らぎを客に提供する。
しかし、カフェの平和な日々は、そうずっとは続かない…
困難を乗り越え、カフェは再び温かい光を放ち、立ち寄る誰かを救うだろう。
傷ついた人々の心を癒し、一歩を踏み出す場所として、CAFE Zeffiroはあなたを歓迎致します。

音色

今も頭の中で鳴り響いている
あの時の怒声、なにかが割れる音
肌を叩かれる瞬間のあの破裂音
音が聞こえたときの思い出なんてそんなもの。
音はそれきっり聞こえない
今まで神様、あんたを恨んできたからですか？
今こうして天罰が下っているのですか？
今から救われる方法はもうないと言うのですか？
それなら今謝るのでどうか一回だけ
たった一回だけで良いのでお願いします。
あの柔らかそうな声を聞かせてください。

音色

今も頭の中で思い描いている
あの時の風景、手に持っている物
風によって匂うあのパンの形を
生まれてこのかた、僕は考えることしか出来ていない。色なんて想像の物だ
今まで両親、あなたを恋しがったからですか？
今こうして天罰が下っているのですか？
今から救われる方法はもうないと言うのですか？
それなら今謝るのでどうか一回だけ
たった一回だけで良いのでお願いします。
あの子の笑った瞬間を僕に見せて下さい。