無職の俺、異世界転生先でもニートを極める様です。
「ど、ど、どこだここ……?」
朝、目を覚ました俺――ルウは、見知らぬ天井を見上げていた。
……いや、天井どころか、部屋そのものが知らない。壁は石造り。窓の外には見たこともない景色。どう考えても、昨日まで住んでいた俺の部屋じゃない。「…………」
状況を理解すること数秒。
「……まさか」俺は恐る恐る自分の横を見る。そこには――昨日まで使っていた、俺の布団があった。「なんで布団だけ一緒に来てんだよ!!!」
異世界転生。普通なら、神様からチート能力をもらったり、伝説の武器を手に入れたりするところだろう。だが俺の場合、なぜか布団だけがついてきた。ニートと布団。なんとも言えない構図である。「いや待て。そもそも俺、これからどうしろってんだ!?」仕事なし。金なし。知識なし。コミュ力なし。そして何より――
働く気なし。こうして、元・無職の俺による、異世界ニート生活が幕を開けた。
……たぶん。
**異世界転生ニート、これからどうなってしまうんでしょうか。**