いしの女の詩うウタ

第１話の続き。

孤独な彩は中学生になってなおという少女と出会う。
お互い会話をかわすうちに、互いに深いつながりを求めるようになるなおと彩だったが…。

空の彼方、海の向こう

―彼と会うときは、いつも夜だった。

学校に馴染めない高校生の詩乃は毎晩海を見に浜辺に行くのが日課。
学校の先生や親に将来を心配されても、どこ吹く風で夜の浜辺を散歩する夜遊びを楽しんでいる。
そんなあるとき、浜辺で白いシャツの青年と詩乃は出会う。
青年は不思議な存在で、この世界にいないのだという…。
詩乃と青年の夜の浜辺での交流が始まるが、やがて…。

七夕の夢、覚めるころに

自分のもとに百夜通いをすれば婚姻の契りを結ぶと約束した小野小町に、裏切られる深草少将の問答。

いしの女の詩うウタ

せいめい探査機

人類が火星に送った小さな生命探査機。

その探査機が発信し続けたメッセージと
長い無限の時間を経た小さな人類の邂逅。