将来は勇者!
かつて伝説の勇者が魔王を倒し、世界は平和を取り戻した。
その勇者の息子カーリーは、父の背中を追いかけながら、
「いつか自分も勇者になる」と夢を抱いて暮らしていた。
だがある日、平和は突然終わりを告げる。
王国全土に響き渡ったのは、王の狂気じみた命令だった。
「勇者候補を15人連れてこい。
それ以外は殺す」
理由も、説明もない。
ただ、世界が再び“何か”に脅かされているらしい。
カーリーは夢を胸に、王都へ向かう。
しかしそこで待っていたのは、
勇者を選ぶための試験でも、訓練でもなかった。
――閉ざされた空間。
――逃げ場のない選抜。
――そして、知らされる“本当の条件”。
平和の裏側で動き出した、残酷な仕組み。
その中でカーリーは、初めて“勇者になる”という言葉の重さを知る。
彼は夢を貫けるのか。
それとも、世界の歪んだ選択に飲み込まれてしまうのか。