僕は星を見ていた、彼女は空を見ていた

「幽霊がいるとしよう」
右手の人差し指をピンと立てて、彼女はそう話し始めた。
十二月の始め、僕は彼女に出会った。幾重にもねじ曲げられていて、話をする時も例えしか使わない、そんな捻くれた彼女に。
だから、これは彼女を殺すための物語だ。
そして、僕が見ていただけの物語だ。

イタズラ好きなシバと、攻められると弱いハル

中学一年生だけど、一人暮らしを始めている、性別不詳のイタズラ好きな柴田サラ。クラスのお姫様だけど、そんな柴田の家に居候している、同級生の女子の谷崎ハルナ。
同棲から始まるラブコメ、開幕。