虹色の病床

『小児総合医療センター 精神科 VOlSlNG』のドタバタ日常。

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今まで嘆いていたいろんなこと。

寂しくて 悲しくて 切なくて 虚しくて 苦しくて 辛いこと。

それが

突然 どうでもよくなっていく瞬間がある。



昨日まではいつも通りだった。

どう頑張っても変わりそうにない日常。

それが

突然 何もかも変わっていく瞬間がある。





人は地球上で最も愚かな動物だろう。

『今』を生きるくせに『今』を見ようとしない。

欲しているモノが手に入れば、幸せになれると信じて疑わない。

ようやく手に入れたと思えば、次の欲望が湧き出て満足しない。

それを失った時、ようやく幸せに気づいて後悔する。



僕らはアイツらとは違う。

幸せは求めてない。

そんなの、高望みすぎる。

幸せなんか要らないから

ただ、普通の生活がしたい。





離れたくない

あとどれくらい耐えたらいいの...

人が怖い

戻ってきてよ...

どうせ僕なんか...

誰も分かってくれない

明日なんか来なくていいのに...

置いてかないで

こんなの...生き地獄だよ...

こんな世界...生まれてきたくなかった

とっくに限界だよ

助けて

俺がしっかりしないと

ふつうになりたい




こわい

いたい

かなしい

さびしい

くるしい

つらい

にげたい

せつない

むなしい

消えたい

死にたい










大丈夫。

一緒に生きてこ？

それで、たくさん笑って、たくさん楽しいことして

今まで苦しんだ分、きっと幸せになれるよ。




もう、あんな思いはさせない。

一人にさせない。

誰がなんと言おうと、俺たちだけは、絶対にお前らの味方だから。










「やっと巡り合えた」

彼らが向かう未来とは



どんな痛みも、どんな苦しみも

決して一人で抱えることのないように。



『絶対』なんて この世にないけど。

それでも＿＿＿＿＿。



___『虹色の病床』___