純粋カミングアウト

「好きです」

なんて素直に言えたら、どれだけ幸せだろうか。

2人幸せそうなカップルを横目見ながら僕は地面を蹴る。
でも、まだ言えなくても大丈夫。
だって、時間は沢山あるんだから。


だから、どれだけ時間がかかっても、純粋無垢な告白をさせてください。

生贄と花

生贄なんて、誰かが選ばれれば良い。
そんな他人事のような事を思っていた。

この街には、不思議な病が流行っている。
その病を鎮めるために、毎年５月に生贄が選ばれていた。
大人の勝手な行動で選ばれる俺達。
病に感染していく人々。

ごく普通の日々を過ごせるのは、少しの間だけだった。

「君のことは、僕が見てあげるからね」

ただの雑談

活動報告です！
推しの話とか身の回りに合ったこととか、
更新はほとんどしないかと！

い　ら　す　と

ﾊﾞ！様メインで色々描いていきます！
拙いイラストですが、見ていただけると嬉しいです！🙋

手紙からのお遊び

手紙が1枚、えびすのもとへ届いた。
手紙に書かれているのは『勇敢なあなたへ』という文字と、意味が分からない文章。
しかし、次の日目が覚めると見知らぬ森に居て、その手紙の意味にやっと気付くのだった…。



『ようこそお越しくださいました、勇敢な英雄様』

黒い天使

いつもいじめられているいぬたぬきに、ある日突然怪しげな天使と名乗る者が目の前に現れた。
いぬたぬきは家族に迷惑をかけないように自殺を諦め、天使に助けを求めた。
天使は真っ白な羽で空を羽ばたき、いぬたぬきを見ていた。

「君には期待してるからね」

君と僕で違うところ

ただ、君が鬱陶しかった。
だから俺は君の居ない方に逃げたんだ。

いつものように話しかけてくる陽キャのぺんと。
なるべく人と関わらず、平穏で居たいえんちょう。

君から逃げるためには、俺はどうすれば良いんだ？

俺と不思議な先輩の話

高校２年、鬼上えびすは今年も去年と同様、時間に身を委ね、時間が過ぎていくのを待つ、ごく普通な生活を送っていくつもりだった。
しかしある日、廊下で一つ上の不思議な先輩とぶつかり、それからえびすの日常は変わっていった…。

君は植物が好きで、僕は君が好き。

植物が大好きなぺんとは、人との恋愛なんて興味がない。
ただ植物が周りにあれば全て良く、他に何も要らない。
しかし、えんちょうはそうでもなく、密かにぺんとに恋心を抱いていた…。