時を超えて君と
現代に生きる高校生・葉月(はづき)は、偶然立ち寄った古い時計店で不思議な懐中時計を手に入れる。その夜、時計が光を放ち、彼女はなんと100年前の大正時代へとタイムスリップしてしまう。
そこで出会ったのは、名家・北原家の次男で冷たい性格の玲(れい)と、その兄・蒼(あおい)。二人は葉月が持っている時計が、北原家に伝わる家宝であることに気づき、彼女を警戒するが、次第に葉月の話を信じるようになる。実は、その時計には時を超える力が秘められており、北原家にまつわる謎と深く関わっていたのだ。
現代に戻る手段を探る中で、葉月は次第に玲の冷たさの裏に隠された優しさに惹かれていく。しかし、彼女が知る大正時代には、避けられない運命が待っていた…。
タイムスリップによって交差する現代と大正時代。時を超えて出会った二人の運命は果たしてどこに向かうのか?運命の歯車が回り始めたとき、彼らはどんな選択をするのか――。