本当の私

人は誰しも誰も知らない顔がある｡
それは､今に始まったことではない｡
誰もがいい子にしていて､誰もが悪い子になる｡
ただし､その顔には数が決められているわけではない｡
少なければ2つ､多ければ2桁ぐらいあるかもしれない｡
この物語は､人間誰しもが持っている誰も知らない顔を持って悩みを抱えた少女の物語である｡