猫とゴミ屋敷の魔女 ~愛猫が実は異世界の聖獣だった~
猫好きによる飼い猫と下僕のお話。
満月の夜、部屋に現れた光の塊に勢い余って頭から突っ込んでしまう女子高生の葉月。
ふと目を開けると見知らぬ森の中。
どうやら愛猫と一緒に異世界に転移してしまったようだ。
翼が生えて聖獣に戻った飼い猫は最強すぎるけど相変わらず可愛く、そしてなぜか訳知り顔で森の中を歩いていく。
猫について行った先で出会った森の魔女ベルは超ずぼら。
身なりは全く気にしないし、館は荒れ狂いゴミ屋敷状態……虫が入るからと結界を蚊帳代わりに使う始末。
聖獣の魔力を浴びて育ったおかげで葉月にも一応は魔力があるらしいのだが、全く使いこなせないから魔女の館に住み込みで弟子入りすることにしたが、まずはゴミを片付けよう。