暗闇に差す光

ある日突然、10万人に1人という難病を患い
余命宣告を受けた光。
何もかもを諦めて、死ぬことを受け入れ、
ただ生きていたとき、彼女が手にした「幸せ」。
そして残酷な世界に見つけた生きる意味とは──
家族、友人、恋人･･･それぞれの視点で描かれる
たったひとつの愛の物語。

記憶。約束。大切な人。

忘れもしない。
2011年3月11日の悲劇。
その約束は、永遠に色褪せない
記憶として、今も残り続ける。
──彼女は最後の瞬間に
あなたを選んだのだと思います。

ちょっとだけ。

友達以上、恋人未満の関係性の
れおな と 大河。
高校卒業したら、あなたは
遠くへ行ってしまう…。
最後に「ちょっとだけ」──
切ない嘘を添えて。