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最強は最弱になりたい

これはとある世界のお話────昔々ある所に、1人の"最強"がいました。
その最強は、とても優遇されていました。しかし最強はそれを望みませんでした。
なぜなら皆その"人"ではなく"力"しか目に見てなかったのです。最強はいつもこう願いました。『神様、私を最弱にして』と、最強は"最強"という称号ではなく"最弱"という称号を望んだのです。
しかし、神は答えてくれませんでした。
そこで最強はこう願いました。『誰でもいいから私を最弱にして』と、
これは"最強"の少女が最弱を目指す物語。