リア恋しか知らない恋愛小説家、初めて三次元の恋を知る
私、菅島綾乃が空木風花というペンネームで恋愛小説家としてデビューしてから早7年。順風満帆に小説家の道を進んでいたはずなのに、気づけばスランプの沼にどっぷり浸かってしまっていた。そんなある日、これまでお世話になってきた出版社から、このまま書けなければ半年後には契約を切ると言われてしまい…!?クビは嫌だと焦る私に、編集担当者は恋愛をしたらまた書けるようになるかもしれないと提案してくる。でも私は、乙女ゲームのキャラに恋をしたことはあっても、三次元では恋をしたことがなくて…。そんな崖っぷちの私に訪れるいくつもの出会い。そこから私の運命は次々と変わっていくのだった──。