「ドラコ」
名前を呼ばれて振り返ると父上が立っていた
「明日からはホグワーツだ。マルフォイの名に恥じぬよう精進するだ」
「当たり前です。父上」
笑みが溢れた
僕は純血なマルフォイ家の1人だ
父上の言う通り、マルフォイの名に恥じぬようにスリザリンに入って僕の名を轟かせてやる。
「良い心掛けだ」
「だが、ドラコ」
「お前の同級にあのポッターがくる」
「ポッターが??」
「用心するんだぞ。ドラコあいつの両親は悪質だったからな」
「僕には関係ありませんよ」
「そのいきだ」
ヒラリ、
父上の長いローブの中から1枚の写真が落ちた
拾い上げるとそこには長い金髪の少女が写っていた
「父上、こいつは、?」
「死喰い人が探してる女だ」
「うまいこと姿をくらましていてな。やっかいな所の娘だ」
写真を渡すと父上は書斎へ戻って行った
翌日
僕は父上と母上に見守られながら9と3/4番線を出発した。
クラッブ
ゴイル
ドラコ
僕はこの列車で運命を感じていた
列車は刻々とホグワーツへ向かっていく
僕たちは1番端の部屋で過ごした
クラッブ
ドラコ
ドラコ
ゴイル
ドラコ
ドラコ
2人のワガママにのっかり部屋を出た
長い通路を歩き2人の帰りを待った
ドラコ
クラッブ
ドラコ
振り返ると1人の女が僕の横を通りかかろうとしていた
ブロンドの長い髪
微かに香るスミレの匂い
???
ドラコ
気がつくと僕は彼女の手を握って止めていた
ドラコ
ドラコ
父上が探していたあの少女にそっくりだった
???
ドラコ
???
ドラコ
???
咄嗟に出たのはスミレの香りだった
ドラコ
バッ!!!
???
ツンっとして彼女はドカドカ靴を鳴らして歩いて行った
ゴイル
クラッブ
ドラコ
ドラコ
ドラコ
振り返りあの女が行った通路を眺める
そこにはまだスミレの香りが残っていた
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