すたーとー!! 👏🏻👏🏻
蒼、遅すぎないか?
時刻は20時。 普通の高校生ならバイトしたり遊んだりそんな気にするほどの時間でもない。
しかし!しかしだっ!!
【俺の気持ち、もう隠す必要ないっすよね?】
あぁークソッ!!
桃
~1時間後~
蒼
帰ってきた、部屋から飛び出し慌てて階段を駆け下りる。
桃
蒼
何も無ければいい、あわよくば笑って大丈夫だと言って欲しい。
でも、そんな俺の淡い希望を打ち消すように蒼は即座に視線を逸らした。
見えない時間が想像を掻き立てる。嫉妬から堪らず駆け寄り、唇を奪う。
蒼
いつもなら喜んで受け入れてくれるはずの舌が、今は俺の侵入を拒む。首を左右に振って逃げようとするもんだから押さえつけて強引に捩じ込む。
蒼
桃
蒼
桃
声を上げるとボロボロと大粒の涙を流し、部屋へと走り去っていく。
バタンとドアの閉まる音がなんだかこの関係の終わりを告げているようで怖かった。
眠れぬ夜を過ごし、ふらふらとダイニングへと向かう。 一人ぽつんと朝飯を食う赤。
赤
桃
赤
どうせいつものケンカでしょと呆れ顔をされるが、うるせぇと返す気力もない。
赤
桃
こんな時でも腹は減る、でも食う余裕がねぇ。 俺、どんだけ蒼に依存してんだ?
桃
紫
桃
紫
これ以上詮索されたくなくてそっぽを向く。 なのに今日に限って紫ーくんはえらく俺に構う。
紫
紫
桃
嫉妬心、不安、焦り、 今の俺を支配してるあらゆる感情が限界だった。
桃
桃
紫
桃
紫
紫
紫ーくんの顔は穏やかなくせにすげぇ冷たくて。 あーダメだ俺、どんどん誰かを傷つけていく。
桃
バッグを肩にかけ足早に教室をでる。 廊下を歩いていると
橙
あー最悪
黙って通り過ぎようと思ったがこいつが見逃すわけもなく、めちゃくちゃ連打した俺の『逃げる』コマンドは全く通用しなかった。
橙
桃
橙
桃
橙
は?今こいつ、キスって言ったのか?
橙
桃
橙
一瞬で怒りメーターを振り切って、校内である事も忘れ顔面目がけて殴りかかっていた。
橙
とにかく狂いだしそうなこの気持ちを抑え、ふらふらになりながら帰宅する。
玄関のドアを開けると
桃
♡↑200 👋🏻👋🏻