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ガチャっとドアを開けて家に入る
波瑠香
波瑠香
ボソッとつぶやいて、靴を脱ぎ家に上がる
リビングからは、両親の怒鳴り声
足音を立てないように、リビングを覗くと…
父
母
父
波瑠香
いつもよりひどい口喧嘩だ…
両親から目を離して、リビングから離れようとすると…
父
波瑠香
いきなり呼ばれた自分の名前
お父さんの声…
いつもならあんな呼び方しない
いつもならもっと優しい声で…
父
父
波瑠香
波瑠香
震える足で、リビングに入ると
リビングには、険しい顔をしたお父さんと
眉間に皺を寄せるお母さんの姿
あまりにも見慣れない光景に、震えていた足はもっと震えた気がした
波瑠香
父
波瑠香
父
波瑠香
父
波瑠香
母
母
父
父
そう言って、お父さんはお母さんの肩を押す
ドンッと尻もちをつくお母さん
その光景に体が動いて、お父さんの服の裾を掴む
波瑠香
波瑠香
波瑠香
父
波瑠香
バシッと頬をお父さんに叩かれる
そうわかったのは数秒後
最初は何が起きたのかわからなかった…
わかったのはジンジンと頬が痛むのと
ツーっと目から涙がこぼれることだけだった
波瑠香
波瑠香
母
私は、リビングを出て階段を駆け登った
自分の部屋に入って、バタンッとドアを閉める
私はドアに寄っかかりながらズルズルと座り込んだ
波瑠香
波瑠香
私は部屋で、涙を流した
あんな怒った顔のお父さん、初めて見た…
膝に顔を埋めて泣いていると、カサっという音がした
何かと思って、音のなった方を見ると
そこには、折りたたまれた小さな紙があった
涙を拭いた後、紙を開いて見ると
〈なにかあったら連絡しろ。090-***-***〉 〈成瀬〉
波瑠香
不器用な字、
不器用な言葉…
下に書いてあるように、成瀬くんが書いたものだ
ポケットから落ちたのだろうか…
だとしたらいつの間に、、、?
波瑠香
波瑠香
私はスマホを取り、紙に書いてある電話番号に電話をかけた
……To be continued
♡200いったらつづきだします!