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アサガオ

18 - 撃って!撃って!サバイバル!

2024年05月22日

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俺らはサバイバルゲームの前まで来た。どんな感じかは知らねえけど…とりあえずここから出る…、それが考えだ

るる

…もしかしたらこれが最後になるのか

ぴぇこ

そう考えると…寂しい…のかな

さんど。

…寂しくなんかないよ…こんな場所…。

ゆん

みんな戻るかな…

るる

そんなん考えてたら出れねえ。やるぞ

フォーチュン

ヤルノダ?

JACK

やる

フォーチュン

ルールセツメイダ!

フォーチュンの話によると これは7体7のサバイバルゲーム。 先に7体やっつけたチームが勝ち。 相手はAIらしいから好き勝手撃っていいと言っていた。

フォーチュン

コレはジュウだ!しっかりモつのだ!

オタ

…レプリカだよね…?に、偽物にしては重くない…?

JACK

それはオレも思った…。こんな重かったけ?

さんど。

……

ゆん

リアルFPS?って考えればいいよね?

るる

そうだな…。よし、行くぞ

さんど。

すげえステージだな

しんきゃら

敵は?もういる感じなの?

ぴぇこ

そうなんじゃない…?こわい…

みんなで集まって話していると俺の横を銃の弾がスレスレで横切った。

さんど。

…もう始まってるぽいな

JACK

好き勝手撃っていいんだろ?自由にやらせてもらうぜ

銃を構えてもの陰に隠れた。

そして発砲をした。

JACK

…これ偽モンじゃねえな…ッ!

偽物とは思えない程の音を出し、発砲された弾は近くの壁に当たった。

JACK

偽モンとは思えないほど振動がデカかったぞ…これはホンモンの銃じゃねえか…?!

るる

でもやらないと勝てないだろ?相手はAIだ!罪悪感なんて…

るるくんは前を見た途端口が止まった。

るる

……な……んだあれ……

俺も目を見開いた。あれは…

さんど。

ほむらくんか…?

ほむら君と決まった訳では無いが、顔、容姿がそっくりだ。

みんな緊張し固まった。

なぜなら…、"もういないはず"のほむらくん、あべさん、ぜあるくん、カンキャラさんがそこに"立っている"からだ。

オタ

なに…どういうこと…?

JACK

どーせそっくりに作った偽物だろ…けどやりずれぇな…

ぴぇこ

こんなのあんまりだよ…

走る足音が聞こえる。その音はだんだん俺らと近くなっていく。

確認のためにみたが…、ほむらくんだ。ほむらくんが走ってきている。

さんど。

くそ…

だんだんと足音が大きく、早くなっていく。

そして

ほむら?

どうしたのさんど。?ほら…みんなで出よう…?

ほむらくんは俺の顔を覗き込んで話しかけてきた。

さんど。

…くそ、趣味わりぃことしやがってッ!!!

目を強く瞑って勘で発砲した。

銃の振動とパァンッという音のあとから感じた生ぬるい感触に、俺は気持ち悪くなった。

さんど。

くそ……くそが……ッ!

どうやら俺はちょうど頭に撃ったらしい。血を流して倒れるほむらくんは本物みたいでAIとは思えなかった。

ぴぇこ

いや…!

服は血だらけだ。気持ちの悪い鉄の匂いに吐きそうになった。

ゆん

ほかの3人は…?!

ゆんちゃんの声で前を見てみるといたはずの3人が居ない。

るる

どっか隠れたね…というか、7体7…、あとAIが3体いるってことだ…。一体…

オタ

るるさんうしろッ!

オタさんの声でびっくりしたのもつかの間、るるくんは撃たれた…

と思ったが、どうやらしんきゃらさんが対処したらしい。よかった。

るる

助かりました…ありがとうございます…

しんきゃら

ううん、問題ないよ。

ぴぇこ

これは…ロボット…?

倒れているロボットは撃たれたところから電線コードが飛び出している。これもなかなかにグロい。

JACK

4人あいつらで残りはロボットかよ…。

ゆん

趣味が悪い…

さんど。

ずっとここにいるのもマズイし他のところ行ってみないか?

しんきゃら

そうだね、みんな油断しないでねー、どこにいるか分からないからさ

ノコリ5体

さんど。

おい!ここまで来るのに何体やった?!

るる

2体だ!2体!

ぴぇこ

ま、待って…!ちょっと休憩しないっ…?疲れたよ…っ!

JACK

こんなに走り回ってんのにあの3人が見つかんねえとか……

俺らはさっきからずっと走り回っている。そこで何回が襲撃にあったが全部対処した。一応今のところ全員無傷だ。

ゆん

今残り何体…?

しんきゃら

ん…3体。意外と早めに終わるかもー…。

ゆん

全員撃たれなければいいんだよね…?

オタ

一人だけ撃たれても大丈夫なんだよな?!

さんど。

大丈夫なはず…!

るる

まて…あそこ……

るるくんが指さした方向に目を向けると誰かが立っているのが確認できる。

しんきゃら

…兄さん…

さんど。

カンキャラさんか…

あれはカンキャラさんだ。ここに来て出会うか…。

JACK

しんきゃらさん、分かってるよな?あれはAIだ。お前の兄さんじゃねえ

しんきゃら

分かってないわけないでしょ。…わかったやるよ

しんきゃらさんが岩陰から出ていき前方のカンキャラさんへと距離を詰める

ぴぇこ

まって!!そんな無謀なっ!!

そして……しんきゃらさんはカンキャラさんに銃を脳幹に当て大きい音と共に発砲した。

いても立ってもいられなくなったのか、JACKさんがしんきゃらさんの方へと向かった。

さんど。

まて!何をする気だ?!

俺の声を無視して、次の瞬間

しんきゃら

ッJACK!

JACKさんは腹を貫かれた。

JACK

ッ…クソが…ッ!!

弾がでてきた方向を見るとそこにはあべさんがたっていた。

JACKさんを睨むようにしてみて、銃を構えたまんまにしていた。

オタ

ッ…こんなのヨースケじゃないっ!!

いつの間にかあべさんの後ろに回りこんでいたオタさんはあべさんの背中を撃った。

さんど。

おい!おい大丈夫か?!

しんきゃら

立てる?!大丈夫?!

JACK

ッ…

JACKさんは横腹を抑えて浅い呼吸を続けている。

るる

これマズイやつじゃ…!

しんきゃら

あと1人、さっさと終わらせよう

さんど。

俺たち男でぜあるをやってくる!ぴぇこちゃんとゆんちゃんはJACKさんを見てて!

ぴぇこ

わ、分かった!いざとなったときは私達も戦えるから!

ゆん

うん!

JACKさんを2人に任せてぜあるくんを倒しに俺たちは走った。

ノコリ1体

るる

…ぜあるくん…

しんきゃら

残ったのはそうだね…あの子頭いいからどんな感じで来るのか…

オタ

あれは違うの…?

オタくんが指した方向に目を向けたが、何もいなかった。

さんど。

…ふざけてるんすか…?こっちは真剣に…

しんきゃら

JACKがあんな状態になってるのに、ふざけてる場合じゃないよ

オタ

ふざけてなんかない!さっき本当にいて…!

るる

ッ後ろだ!

ぜある?

ばーか、仲間割れしてる場合じゃないでしょ?(笑)

銃でオタさんの頭を殴って気絶させたあと、銃をオタさんの頭に向けた。

さんど。

クッソ…最悪な事態だ…

ぜある?

どうする?降参する?僕たちの勝ちでいい?

しんきゃらさんがぜあるくんに銃を構えた途端、ぜあるくんはトリガーを握る力が少し強くなった。

ぜある?

いいの?僕を撃とうとしたらこの人殺すけど

るる

何が所望だ?勝ちはあげねえぞ?ここまで来てんだ。あとお前を殺せばいいんだよ。

ぜあるは薄気味悪い笑顔を浮かべて言った。

ぜある?

勝利以外にある?僕に譲ってよ…大事な仲間でしょ?

どうする?オタさんは人質に取られている。

そうだ、あの3人は?JACKさんはともかく、ゆんちゃんとぴぇこちゃんは動けるはず。

だが…今のこの俺らの状況を知るわけねえよな。

「おバカさんはぜあるくんだよ!ばーか!」

そう声がしたあと発砲音が鳴り響いたあと、ぜあるは頭から血を出して倒れた。

ゆん

ふふーん!ヒーローは遅れて登場するってね!みんな大丈夫?

るる

どうしてここにいるんだ?!そしてよくここが分かったな!?

ゆん

ぴぇこちゃんから「あの人たちやっぱ心配だから見てきてー!」って言われたの!みんなを見つけるの大変だったよー…

さんど。

まて、今ぴぇこちゃんはJACKさんと二人きりなのか?!

ゆん

そうだねー、でも敵は全員倒したでしょ?

しんきゃら

そ、そっか…!

さんど。

ああ…そうだな…そうだったな…!よかった…

るる

JACKさんの様態は?

ゆん

んー…それがあんま良くないんだよね…ずっとブツブツ言ってるの

しんきゃら

……JACK……

さんど。

…そうだな…合流しよう。

るる

…オタさんはどうする?

しんきゃら

オタくんは俺がおんぶするよ

さんど。

そうか…、任せた

ぴぇこ

あ、戻ってきた…これ私達勝った感じ?!

るる

そうだな…!

しんきゃら

JACK…大丈夫?

JACK

…悪かった……

しんきゃら

そんな…謝らなくてもいいよ

JACKさんはしんきゃらさんが背負っているオタさんを見て目を丸くした

JACK

…は…?オタくんはどうしたんだ…?

しんきゃら

え?あー…大丈夫だよ、気絶してるだけだから。今は寝てる。ほら寝息聞こえない?

JACK

…そうか……よかった…

さんど。

…これどうするんだ?どうやって…

勝利が確認できました。 休憩所へ帰還します。

るる

…あ…!

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