テラーノベル
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消毒液の香りがする 白い部屋 。
これだけ アルコールの香りを取り込んでいて尚酔わないのはなぜだろう 。
そう言って 余ったガーゼを持って立ち上がる 。
もっと気の利いた言葉はなかったのだろうかと模索するも 、
縫い付けたばかりの心からは いつも通りの沈んだ謝しか出なかった 。
はぁ、という彼のため息が聞こえて
ネガティブな思考が頭の中を制覇する 。
どうしよう、怒らせちゃったかな、嫌な気持ちにさせちゃったかな
どうしよう、どうしよう、どう、しよ、う
冷や汗の準備が整った時 、 私の思考を読んだように
彼は私の手を優しく握った 。
そう言って 私の頭を撫でてくれる 。
優しいあなたに依存しているのはわかっている 、 と言いつつも
私は周りの人とはきっと違う 、という 源泉もわからぬ希望を抱いている 。
そう言って私を 立たせて 、 あなたは連れ出してくれる 。
そんなあなたに 、 私は甘えている
その事実を受け入れている 、 という 知ったかぶりも 甘えだと知らずに 。
数日後 、 私たちはまた 同じ部屋にいた。
そう言ってあなたは 私の頬に触れてくれる 。
みんなが汚いという 私の頬に 。
私がそう答えると 、 彼は安心したような顔を見せた 。
そう何度も言って 、 抱きしめてくれる 。
あなたの温もりが愛おしくて 、 離れることができない 。
汚い嗚咽も涙も 、 あなたならきっと受け入れてくれる
だって あなたは私の味方 、 だから …
また 、 ある日
私は徐々に、周りと馴染めるようになっていた 。
彼以外にも 、 私と話してくれる人はいた 。
私は 、 前よりも
彼が いなくても 生きていけるようになっていた 。
きっとあなたなら喜んでくれるだろう
よかったな、なんて言って頭を撫でてくれるのだ 。
でも 、 現実は違った
なんとも、単調な返事で 。
その返事に 、 深く傷つく 。
ただ 、 その言葉だけなのに 、 自分が大きく傷ついていることで 、 私は 違和感を覚え始める 。
何度も 、味方だと言ってくれる
抱きしめてくれる 、 撫でてくれる
保健室に、一緒に 来てくれる
…
あ 、
その日を境に 、 私はあなたを 避け始めた 。
違和感が積み重なり 、 塵の塊が
あなたと一緒にいることを拒むようになった 。
ある日 、 私は また叩かれた 。
今まで仲良くしてくれた子 に 、 泣きながら叩かれた
なんでだろう 、 何かしてしまったのかな
なんで叩かれたんだろう
悪いところがあったのなら 、 直すから
謝る 、 から
1人に 、 …
ああ 、 そうか
私には 、 彼しかいないのだ
あとがき ‼️
このお話は LonePi 様の 「 ゲンチアナ 」 をイメージしながら 、 実体験をもとに作っています このお話は不透明なところが多いので 、 各自想像していただきたいのですが 私の場合 、 お友達と 依存関係的なものになったことがあります このお話の 「 彼 」 も 、 私のお友達も 「 わたしの傷ついた姿 」が好きでした その傷を自分が埋めていることに喜びを感じています 。 なので、元気になった 私は不要なわけですね 。 後半 、 「 わたし 」 が「 彼 」 から離れますが … その理由は 、 「 わたし 」 が 元気になったから 彼の行動に違和感を覚えるようになったんですね 。 病んでる時に 「 どしたん 、話聞こか 」 という輩にいい人はあまりいないのと同じく 交友関係は 、 その友達ができた時のメンタルに大きく左右します 。 気分が落ち込んでる時に話があっても 、 元気になったら話が合わないんですよね 、 向こうが元気じゃないので 、 元気じゃない者同士 今まで話があってたわけで 。 このお話はあくまで フィクションなので … 「 彼 」 が 、 もしかすると いじめの手口を引いていたのかもしれないし 。 2人の行く末は 皆さんにお任せします
それではみなさま 、 次のお話であいましょう 天国でした !
コメント
5件
やばいやはいやばい…😭 感情がぐちゃぐちゃになります
待ってゲンチアナ私いっちゃんレベチで好きなのでうれしすぎた😭 あれ共依存に見せかけての共依存じゃない感じがとにかくぐろすぎました😭 実体験も辛いな🥹
今回も神作だね…!!!! めちゃくちゃ良かったよ!!!! この物語、実体験が 元に作られてるんだね… 人間の愛や依存は歪む時があるし とても不思議で難しい… それが本当の幸せなのかは別として… でも自分自身が幸せなら私は良いと思う… 個人的に最初、見た時に少し感じたけど ゲンチアナイメージで作ってたんだ?! 凄く大好きな曲でヘビロテしてるから 何となくだけど… あとがきの事が更に分かる気がする…