テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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ムーが擬人化しちゃった!!どうしよう💦

第2話 - 不慣れな生活。

445

2023年04月19日

#あくねこ

#悪魔執事と黒い猫

#あくねこ夢

#擬人化

#不思議な薬

×怜ちゃん×

食堂。

天の声

○○の自室から、朝食を食べに来た○○達。

ロノ

主様、本日の朝食は以上となります。

天の声

淡々と料理の説明をし終えたロノ。

○○

うん、説明ありがとう。

○○

全部美味しそう!!

○○

いただきます!!

ロノ

はい!!沢山あるんで、どんどん食べちゃってください!!

○○

うん!!

ムー（擬人化）

なぁ、主様。俺も一緒に食べていいか？

ベリアン

ムーちゃん？執事としていけませんよ。

○○

私は全然良いよ〜!!

ムー（擬人化）

よし!!ありがとう主様!!

ベリアン

主様...、あまりムーちゃんを甘やかさないでくださいね。

○○

大丈夫だよ!!

天の声

なんやかんや、色々あったが朝食は食べ終えた。

ハウレス

ムー。

ハウレス

人間の体に慣れるために、最低限の剣術と護身術を教えるから、この後庭に来い。

ハウレス

トレーニングをしてやろう。

ムー（擬人化）

あぁ、主様を守るためなら。そのトレーニングを受けよう。

○○

頑張ってねムー!!応援してるからね!!

ムー（擬人化）

あぁ、主様のためだからな。俺はやる。

ムー（擬人化）

だから、安全な所から見ててくれ。

天の声

ムーは、○○に笑顔を向けた。

天の声

ムーが纏う、冷えた雰囲気とは似合わない程の明るい表情で。

○○

うん!!

天の声

○○もムーに微笑み返す。

ベリアン

ムーちゃん、ハウレス君のトレーニングの後に改めてマナー指導を致しますね。

ムー（擬人化）

あぁ、分かった。

天の声

人間の姿になったムーの、剣術や護身術。マナーや日常生活での過ごし方をそれぞれ執事達が代わる代わるムーに教える...。

天の声

...。

庭。

ハウレス

さて、これからトレーニングを始める。

ハウレス

と、その前に。

ハウレス

ムー。その運動着、もうフルーレに作ってもらったのか？

ムー（擬人化）

あぁ。食後すぐに、寸法を測ってくれてすぐに作ってくれたんだ。仕事が早いな。フルーレは。俺の執事服ももう、作ってもらったんだ。

ハウレス

それは良かったな。流石フルーレだ。

ムー（擬人化）

俺には出来ないことだから、凄く助かる。

ムー（擬人化）

（後で主様にも俺の執事服姿を見せて、褒めてもらおう。）

ハウレス

ムーは、やる気を感じるが。お前ら2人からは、やる気を全く感じないぞ。

アモン

やだな〜、どう見てもやる気満々っす!!

ラムリ

そ、そうだよハウさん!!ローズ君の言う通りだよ!!

ハウレス

そうか。じゃあ、今日は普段よりももっとハードなメニューにするか。

アモン

えっ!?

ラムリ

うげ。

○○

（あらまぁ、地雷を見事に踏み抜いたね。あの2人。）

ハウレス

さて、仕切り直して。ムー。

ハウレス

お前は、身長も俺とそう変わらないからな。俺の武器のような、細い剣の方が良いのか？

ムー（擬人化）

フン...、俺はこれが1番やりやすいな。

ハウレス

ん...？それは、短剣か。

ハウレス

両手に2本ずつ持っているが、そんなに使うのか？

ムー（擬人化）

武器は、多い方が良いだろう。

ハウレス

まぁそうだな。

ラムリ

おぉ、ブーちゃん意外だね。

アモン

そうっすね。

アモン

まるで、ラトさんみたいっすね。

ラト

おや、誰か私を呼びましたか？

アモン

うわっ!?

ラムリ

ラトっち、あっちに沢山パセリが生えてたよ〜。

ラト

おや、本当ですか。なら、今日はパセリパーティーですね。

ラト

探してきましょう。

ラムリ

うん!!ばいばーい!!

アモン

ナイスっすラムリ!!

ラムリ

いぇい!!

ハウレス

何を話しているんだ2人とも。

ハウレス

お前らは、素振りを1000回はやれ。

ハウレス

そのあとは、ランニング100kmだ。

アモン

そんなに!?

ハウレス

だから、今日はハードだと言っただろう。

ラムリ

干からびちゃうよぉ〜!!

ハウレス

そうなったら、バケツ1杯分の水を掛けてやる。そうすれば、潤って元通りだ。

アモン

残酷っす。

ラムリ

頑張ろう...ローズ君。

ラムリ

もう、逃げられないよ。

アモン

ラムリが悟りを開いたっす...。

ハウレス

さて、ムー。お前の、武器が決まったことだから早速、剣術を教えるぞ。

ムー（擬人化）

あぁ。

ハウレス

短剣はその名の通り、長くは無い。だがその分、手元が軽く体の致命傷などを把握していれば、使い方によってはすぐに敵を戦闘不能にさせることが出来る。

ハウレス

ムーは、足も速く耳と目が良いからな。素早く動くことが出来るだろうから、敵を仕留めるのもそう難しくはないだろう。

ハウレス

だが、油断をしてはならない。その油断が、命取りになる。

ムー（擬人化）

あぁ、分かった。

ハウレス

次は、護身術について教えよう。

ハウレス

心構えは常日頃から警戒をすることだ。相手がただの人間であれば、警戒心剥き出しのやつを"襲おう"なんて早々、思いはしないからな。

ハウレス

ムー、お前が人を襲うなら警戒心剥き出しの奴か、まったく警戒していない貧弱そうな奴。どっちを襲う？

ムー（擬人化）

全く警戒していない貧弱そうな奴だな。

ハウレス

だろう？

ムー（擬人化）

あぁ。

ハウレス

だから、護身術や剣術も必要だがそれだけではなく常日頃から警戒しておくことも大切だ。

ムー（擬人化）

なるほどな。

ムー（擬人化）

とても分かりやすい説明だった。

ハウレス

それは良かった。次は、実技だな。

ムー（擬人化）

あぁ。よろしく頼む。

ハウレス

分かった。そのやる気、こちらとしても教え甲斐があるな。

天の声

ハウレスの説明を先に聞き、その後ハウレスから直接、剣術や護身術を一通り教わったムー。

天の声

そして時間は過ぎ、午後になった。

天の声

...。

１階。ギャラリー。

天の声

昼食を取り、午後。

ベリアン

ムーちゃん、午前のハウレス君のトレーニングお疲れ様です。

ベリアン

午後は、私からのマナー指導と改めて日常生活での過ごし方などをお教え致しますね。

ムー（擬人化）

あぁ、よろしく頼む。ベリアンさん。

ベリアン

はい。

○○

（ムー、午前のトレーニングで疲れてるだろうけど頑張ってね!!）

ベリアン

ムーちゃんは、主様への接し方には問題なさそうですので、まだ人の体には慣れていない様に伺えますので日常生活でのことについて重点的にお教え致します。

ムー（擬人化）

あぁ。

ベリアン

それではまず...

天の声

ベリアンからの指導は、実に4時間も行われた。

天の声

...。

お風呂場。

天の声

ベリアンからの指導も終わり、お風呂の時間となった。

天の声

ムーは、フェネスと一緒にお風呂に入りながら、教えてもらうことに...。

フェネス

じゃあ、ムー。俺は、入浴補助担当だから、ムーにお風呂について教えるね。

ムー（擬人化）

あぁ、頼む。

フェネス

まずは、脱衣所で服を脱ぐ所からだね。

ムー（擬人化）

それは、猫の時と変わらないんだな。

フェネス

そりゃあ、服を着たまま入ったら服が濡れちゃうし、体も洗えないからね。

フェネス

次に、お風呂に入って椅子に座る。

ムー（擬人化）

椅子にか？

フェネス

そうだよ。地面に直接座ったらお尻が痛いからね。

フェネス

それで、頭を先に洗うんだ。その後に顔だね。

フェネス

頭は、先にシャンプーをしてからリンスをするんだ。

ムー（擬人化）

2種類も頭に付けるのか？

フェネス

うん。ただ汚れを落とすだけじゃ髪の毛が傷んで枝毛とかになっちゃうからね。

ムー（擬人化）

そうなのか...分かった。

フェネス

顔も洗えたみたいだね。

フェネス

次は、ボディタオルを使って体を洗うんだ。

ムー（擬人化）

このタオルで洗うのか？

フェネス

うん。泡立ちも良いし、背中とかもボディタオルを上手く使って洗うんだよ。体が硬い人でも簡単に出来るんだ。

ムー（擬人化）

...、あぁ。本当だ。凄く簡単に背中が洗える。

フェネス

でしょ？

ムー（擬人化）

あぁ。便利だな、これ。

フェネス

ﾌﾌｯ、（猫の時も可愛かったけど、人の姿でも愛らしいや）。

ムー（擬人化）

よし、全て洗い終わったぞフェネスさん。

フェネス

じゃあ、次はメインの浴槽だね!!

フェネス

温度は、39度だから熱くないよ。

ムー（擬人化）

わｯ、なんだこれ...。

ムー（擬人化）

全身の疲れが取れていくようだ。

フェネス

でしょ!!お風呂は本当に体に良いんだよね〜。

フェネス

でも、長く入り続けたらのぼせちゃうから長湯は禁物だよ。

ムー（擬人化）

そうなのか、分かった。

フェネス

湯船に入って30分は経つから、そろそろ出よっか。

ムー（擬人化）

あぁ。

フェネス

お風呂から上がったら、脱衣所に行って寝間着に着替えるんだ。

フェネス

それで、着替え終わったら髪の毛を乾かすんだ。髪の毛を乾かすときは、クシで梳かしながらやると朝の髪の毛がよりサラサラになるんだ。

フェネス

髪の毛を乾かすのは、俺がやってあげるね。

ムー（擬人化）

すまない、何から何へとありがとう。フェネスさん。

フェネス

これくらい、お易い御用だよムー。

天の声

至って普通な顔をしているが、ムーとお風呂に入れて楽しかったフェネス...。

天の声

そろそろ、就寝する時間だ。

自室。

天の声

時刻は21:37 分。

○○

お風呂に入ってきたんだね、ムー。

ムー（擬人化）

あぁ、フェネスさんのお陰で綺麗サッパリした。

○○

良かったね!!

ムー（擬人化）

あぁ。お風呂って、気持ちいいんだな。

○○

うん!!

○○

ふぁ〜...、うぅ、眠い〜。

ムー（擬人化）

あ、もうこんな時間なのか。

ムー（擬人化）

1日は早いな。

○○

だね〜。

ムー（擬人化）

そろそろ、眠るか主様。

○○

そうだね〜。

○○

ムー、寝よっか〜。

ﾊﾞﾝｯ!!

ロノ

ちょっと待ったぁぁぁ""""

ボスキ

今、とんでもないことを耳にしたんだが？

アモン

俺もっす。

ハナマル

俺もだ。父親として認める訳には行かないねぇ。

ユーハン

ハナマルさん、私と"お話"しましょうか。

ルカス

主様、私も良いかい♪？

ミヤジ

あ"ぁ"？

ラムリ

ずるいよブーちゃん!!

ナック

ラムリ、言うのはそこではありませんよ。

ベリアン

そうでしたね、ムーちゃんのお布団を準備していませんでしたね。

○○

良いよ、こんな時間だし皆大変でしょ？

ベリアン

いえ、それ程難しいことではありませんよ。

○○

他に部屋あったっけ...？

ベリアン

...無い、...です...ね。

○○

うん。

○○

よし、ムーはいつも通り私と寝よう〜。

ムー（擬人化）

あぁ。俺も、いつもとは違う場所で寝ると上手く寝付けないんだ。

ベリアン

（執事として、明らかに許されない行為...。ですが、今まで一緒にご就寝なされていたのは事実。空き部屋も無い...。今、準備するとしたら時間が掛かってしまう。）

ベリアン

（ムーちゃんも、普段とは違う生活でお疲れのはずです。主様が"良い"と仰っておられるのに断るのも如何なものかと...。）

ベリアン

分かりました。それでは、主様のお言葉に甘えさせていただきますね。

○○

うん!!

他の執事達は、納得していない様子だったが、"ベリアンの決めたことなら" と口々に言い、ぞろぞろと退室していった。

ムー（擬人化）

なぁ、主様。今日は、俺が主様を抱きしめて寝ても良いか？

○○

ん？あぁ〜、いつもは私が抱きしめて寝てたもんね。

○○

うん!!良いよ〜。

ムー（擬人化）

ありがとう、1度やってみたいと思っていたんだ。

○○

そうだったんだ、やっぱり男の子なんだね〜。

ムー（擬人化）

ﾊﾊｯ、あぁ。俺も主様を大切に思う、1人の男だからな。

○○

ﾌﾌﾌｯ、ありがとう〜。

天の声

2人は、幸せそうな顔で微笑みあった。そして、睡魔が襲ってきたのかすぐに眠ってしまった。

天の声

...。

天の声

翌日。

天の声

〇〇は、街に出かけることに。

天の声

付き添いに行けるのは、ムーしか居なかったが気にせず街へと出かけた。

天の声

...。

街。

○○

う〜ん、どうしよ...。

天の声

街へと出かけて来たのは良いものの、休日でもあるため街は混雑していてムーと逸れてしまった〇〇。

○○

（まぁ、でも。ここの街は、そんなに広くはないからすぐにまた会えるよね。）

○○

（下手に動くよりは、その場で留まっていた方が見つかりやすいって言うしね。これ、遭難した時の対処法だけど...。）

○○

ムー、身長が大きいから背伸びすれば見えるかな...？

天の声

と、ムーを探していたら人が近寄ってきた。

ナンパ男 A

ねぇ、お姉さん。今1人なの？

ナンパ男 B

君、可愛いね!!良かったら、俺達とデートしない？

○○

いえ、人を探しているので大丈夫です。

ナンパ男 B

人探し？なら、手伝ってあげるよ。

ナンパ男 A

え？お姉さん、迷子なの？ますます、可愛いじゃん。

○○

迷子じゃないです!!逸れてしまっただけです!!

ナンパ男 B

え、何それ。顔も俺好みなのに、逸れちゃって健気に探してるとか可愛いすぎるんですけど。

ナンパ男 A

良いじゃん、少しだけだからお茶しようよ。

○○

ｯ!!やめて、離してください!!

天の声

〇〇の腕を掴むナンパ男AとB。

ナンパ男 B

良いじゃん、ほんの少しだけだからさ。ね？

○○

離してください!!

ムー（擬人化）

ｯ...。

ナンパ男 A

痛ｯ、痛たたたたたた!!

ナンパ男 A

何するんだテメェ!!こんなことしてタダで済むと思って

ムー（擬人化）

...。

ナンパ男 A

ｶﾞｧｯ

ナンパ男 B

おい、テメェ。俺の連れに何しやがる!!

ムー（擬人化）

それは俺の台詞だ。

ナンパ男 B

ｯ...、、

ムー（擬人化）

二度と俺の主様に触れるな。分かったな？

ムー（擬人化）

ドブネズミ共。

ナンパ男 A

こいつ強すぎる!!タダの怪我では済まないぞ!!に、逃げろ!!

ナンパ男 B

く、ｸｿｯ!!

天の声

今まで聞いたことない様な低い声で言い放った。

天の声

居場所は猫の時の名残で耳と目が良いため、〇〇の声を聞きつけすぐにやって来た。昨日、ハウレスから教わった護身術でナンパ男達を追い払ったムー。

○○

ありがとうムー!!助けてくれて!!

ムー（擬人化）

すまん主様、遅れちまって...。

ムー（擬人化）

怪我はしてねぇか？あ、あのドブネズミ共に触れられた手を消毒しないとバイ菌が!!

○○

怪我はしてないよ!!ムーが守ってくれたから!!

○○

ムー、ありがとう!!

天の声

と、安心したのかムーに抱きつく〇〇。

ムー（擬人化）

ｯ!?...主様が無事なら何よりだ。

天の声

驚きはしたが、すぐに〇〇を抱き締め返した。

天の声

そして、ナンパ男に絡まれたこともありすぐに屋敷へと引き返した。

天の声

...。

デビルズパレス。ホール。

天の声

屋敷へと無事に帰ってきた〇〇達。

ムー（擬人化）

ベリアンさんにも一応、報告しておくか。

○○

そうだね。

ベリアン

おや？主様。何処かお出かけになられていたのですか？

○○

うん。街にムーと一緒にお出かけしてたの。だけど、途中で逸れちゃって。

○○

それで、変な人に絡まれちゃって...

ベリアン

え!?大丈夫だったんですか主様!!

○○

うん。ムーがね守ってくれたの!!

○○

凄くかっこよかったし、それと同時に不安だったから凄く安心したよ。

ベリアン

そうでしたか。ムーちゃん、ありがとうございます。

ムー（擬人化）

いや、主様を守るのは当然の事だからな。

ベリアン

主様。1つ私の願いを聞いていただけないでしょうか。

○○

ん？

ベリアン

街へ出かけるときは、執事を最低3人は連れて行ってください。

ベリアン

主様にもしものことがあれば、私の身が持ちません。

ベリアン

私も心配なのですよ主様...。

○○

...うん。分かった。

○○

私もベリアンを不安にさせたいわけじゃないからね。

ベリアン

ありがとうございます、主様。

天の声

一方、ルカスは...。

天の声

...。

医務室。

ルカス

ムーちゃんが、人になってしまった原因は...

ルカス

健康診断も至って平常だ。

ルカス

ただ、体が人になってしまっただけ...。

ルカス

う〜ん、何が原因なんだろうね...。

ルカス

...。

ルカス

あ、そういえば冷蔵庫に入れておいた薬。その名も牛乳が消えていたね。

ルカス

一応聞いてみようか。

ルカス

ｽｩｩ...、

ルカス

ムーちゃぁぁぁぁぁん!!

ルカス

医務室においでぇぇぇぇぇ"""

ホール。

ベリアン

街などお出かけになる際は、近くに居る執事達をお連れください。

○○

うん、分かった!!

ムーちゃぁぁぁぁぁん!! 医務室においでぇぇぇぇ"""" （エコー）

ムー（擬人化）

...ん？ルカスさんか？

ベリアン

ここ、１階ですよね？

○○

まぁ、一応...。

ベリアン

肺活量と声量凄いですね。ルカスさん。

○○

うん。私がやったら、喉が潰れちゃう。

ベリアン

やらないでくださいね主様。

○○

やろうしても、出来ないから安心してね。

ベリアン

主様、私達も医務室に付いて行きましょうか。

○○

そうだね〜。

○○

ムー、医務室に行こうか。

ムー（擬人化）

あぁ、分かった。

医務室。

ムー（擬人化）

ルカスさん、俺を呼んだか？

ルカス

うん。いきなり呼んでしまって悪かったね。

ベリアン

ルカスさん、中々の声量でしたよ。私達は、１階のホールに居たのですが普通に聞こえました。

○○

うん。

ルカス

おや、主様にベリアン。

ルカス

ムーちゃんと一緒に居たんだね。

ベリアン

はい。付いて来ちゃいました。

ルカス

構わないよ。

ルカス

ただ聞きたいことがあっただけだからね。

ムー（擬人化）

俺に聞きたいことか？

ルカス

うん。

ルカス

実はね、私が真夜中に作った薬を冷蔵庫に入れておいたんだ。見た目が牛乳だったから、牛乳と呼んでいてね。

ルカス

その牛乳を次の日に取りに行ったら、無くなっていたんだ。

ルカス

何か知らないかい？

ムー（擬人化）

あ〜、それなら俺が普通の牛乳だと思って飲んだな。

○○

それなら私も飲んだね。

ルカス

え!?

ルカス

お身体は大丈夫でしたか主様!!

○○

うん。特に何とも無いよ〜

ルカス

それは良かったです。なんせ、眠い中作ってましたからね。材料も分かっていないんですよ。

○○

その牛乳が原因で、ムーが人になっちゃったんだね。

ムー（擬人化）

あ〜、そういうことか。

ルカス

えぇ、多分そうでしょう。

ルカス

どうしようか...寝ぼけながらそこら辺にあった薬とかを混ぜてたら出来上がったから作り方も分からないんだ。

ルカス

作り方も分からなければ、解毒剤も作ることが出来ない...。

ベリアン

ルカスさん...。

天の声

それまで、口を閉じていたベリアンが口を開いた。

天の声

笑顔で。

ベリアン

私は、口を酸っぱくして言いましたよね？

ベリアン

"研究熱心なのは良いですけど、真夜中にはいけませんよ"と。

○○

（あ、ベリアンが激おこモードに...）

ルカス

...そうだったね。

○○

（ルカス。自業自得だ。ご愁傷さまです。）

ムー（擬人化）

何が始まったんだ...？

○○

ムー、私の部屋に行こうね。

ムー（擬人化）

...？あぁ。

天の声

小声でムーに話しかけると、足早に部屋へと向かった〇〇。

ベリアン

ルカスさん。貴方は、ただでさえ朝が弱いのに真夜中まで起きていてはダメなんです。次の日の仕事に支障が出たらどうするんですか？

ルカス

はい...。

ベリアン

それが、会議の日だったら尚更ボロが出ますよ。貴方は、交渉係でもあり医療係でもあります。体を休めなくては、ダメなんですよ。

ルカス

はい...。

ベリアン

ムーちゃんの体をどう戻すんです？薬を研究して、新しい薬を作るのはとても良いことだと思いますし、私には出来ませんから凄いことだと思いますよ。

ルカス

はい...。

ベリアン

ですが、眠い中わざわざ作らなくても仕事の空き時間に作れると私は思うんですよ。

ルカス

はい...。

天の声

こんな感じの説教を9時間も受けたルカス。

天の声

結局、寝ぼけながら作った薬などまた同じ薬が作れる訳はなく。解毒剤も作れず...。

天の声

ムーは、これから人間として生きていく...。

天の声

〜END〜

天の声

これといったオチは無いです。ごめんね。思いつかないんだ。

お読み下さりありがとう!! 中々、続編が出せなかったのには訳があるんだ...。私、高2なんだけど学校で福祉の実習とか実技とか忙しくてさ。資格を取得するのって難しいね☆ あとは、オチが思いつか無かったんだ。考えても考えても...。それで長引いてしまった。ごめん。ムーの擬人化の話は、また書くかは分かりません!! 他の、ムーの擬人化の話が読みたかったら言ってくださればいつか書きます!!w ストーリーの下書きばっかり、溜まっていくんだ...。今日身体測定だったんだけど、高1よりも 0.3mm縮んでた。うへ〜。妹には"うわ、小っさ"と言われる始末。 153cmやぞ。165cmめ、黙っとれい。両親、高身長なのに私だけ本当に小さくて萎えちゃうね。私の話は良いや。次は、ボスキの〇〇転生ものです!! 今度は結婚させようかな〜...。意見聞かせてね!! 地味に悩むからw さて、それでは!! また次のストーリーで会おうね!! by作者