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※irxs nmmn作品です。 白桃 水赤 吸血鬼 年齢変更要素を含みます 桃 人間 高三 白 水 吸血鬼 高二 赤 人間 高一 地雷・苦手な方の閲覧はご注意ください
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押し倒された状態で言うことではない。吸血鬼相手に話は通じるが分からないけど嫌なことは嫌と言わないと。
センパイに流されて自分の自我を失いたくない。
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センパイを待っている時間が勿体ない。それなら手伝った方が早いと思い、センパイの衣服に手を伸ばし、ボタンを外す。
驚くセンパイの相手をするのを放っておいて制服のボタンを閉めてから首元のネクタイを結ぶ。
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料理をする人じゃないから少しでも料理をして喜んでもらえたらいいと思って始めただけ。
料理をしても喜んで貰えず子供の世話をしないで仕事に邁進する人。そんな人に喜んでほしかったと言えない。
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話す声が震える。吸血鬼相手にまともな言葉が通じないのに必死に言葉を紡ぐ
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頬を伝う涙。料理をしても喜んでもらえなかった母親と同じで「鬱陶しい」と言われてしまうだろうか。
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長い長い沈黙。静かな時間が怖い。早く答えをセンパイの声が聞きたい
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センパイの前でにこりと笑う。上手く笑えていないかもしれない
伝わるように言葉で嬉しいと伝えようとしたのは失敗だっただろうか。
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席に着くなりそう発言する後輩。何度も言わなくても…理解出来ているのに。
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力一杯言い張るのは美徳だけれど、否定するなら一部分だけでも認めたような顔をしないで欲しいなぁ。
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吸血鬼の餌じゃないって言い張るんだったらもう少し警戒心を持たなきゃ。
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君が怒るきっかけ。頬を真っ赤に紅潮して口にするのはいつも“彼“のことばかりだ。
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首の圧迫感。激怒する後輩をどう宥めようか考えないと
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首の圧迫感から解放され、呼吸をしながら嗚咽と唾液を吐き出す
怒りの沸点は先輩だけど、この子自身は、無闇に怒ったりしない優しい子。
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間髪入れずに羽織っていた毛布を脱いで、体を密着させ、吸いやすいように体に傷を付けてくれる
謝罪をして直ぐに、行動で示す真面目で健気な所も気に入っている
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牙を突き立てて本能のままに血液を啜る。人肌を感じながら啜る血液が甘美で格別。
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小柄で細身な上に、非力。だから簡単に力で押さえ付けられ、血液を啜られる。
まだ誰も傷を付けていない所に牙を突き立てて血を啜る。
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乾先輩の前では絶対しない話し方と態度に驚愕し、開いた口が閉ざせない
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一日分の血液を摂取したお陰で貧血や倦怠感は幾分かマシになった。
頬を紅潮して口元を抑える。恥ずかしそうに首元を手で隠す
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勢いよく座るからベッドがきじりと軋む
白雪の指で顎を掴み、物欲しそうな瞳で何をして欲しいかと返答しないのに健気に尋ねる
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して欲しいことか。生まれてこの方誰かにお願いをしても誰にも叶えてもらえなかった。
暫く考え込み、ふと思いついたひとつのお願いを口にする
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上擦った声。何でそんなものが欲しいのかと尋ねられる前に口を開き、話し続ける
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距離を縮め、顎を掴んでいた指先に指を絡める。
喜びと照れが入り交じった表情で弱々しく「はい。」と返事をする
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謝る声。叱られた子犬のように肩を落とす。
被害者と加害者なのにこちらが悪いことをしているみたいじゃないだ
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検診的に世話をする吸血鬼は珍しいというか初兎ちゃんくらいだと思う。
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瞳を輝かせながらごくりと古唾を飲み込む。じっと見つめられているのが、恥ずかしいのか不意に目を逸らされる。
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ただで吸血させる気は毛頭ない。牙が当たるだけでも肌に激痛が走り、長期間跡が残る。
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触れる首筋に頬を擦り付ける。誰かに甘えたくて、愛でられたくて、体を密着させる
密着する体に戸惑うかと思ったが、全然そんなことなく血を啜っていた
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触れる唇、絡められる舌。抵抗の意思は見せようと胸元を押してみるが、ビクとも動かない
ポタリと零れる涙。重ねられた唇から血腥い味が口内に広がる
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勇気を出して未経験だと打ち明けても、初兎ちゃんは不思議そうに首を傾げる
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頭を撫でる手が優しくて、復讐相手に撫でられているのに頬が緩む。
俺に殺されるのを望んでいるか分からない。同情で初兎ちゃんに血を与えてしまう
駄目だとは頭では理解出来る。けど、献血気分で吸血させるのは違う。
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呆然と突っ立ったままの初兎ちゃんの手を引いて隣に座る
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今は飽きられないように血液を定期的に与え、傍に置く。
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抱きついて距離が近い分いつもより積極的に行動出来る
血液の付いた唇を舐め取る。「キスしてよ」と言葉で強請るのは面映ゆいから。
律儀に血液を拭ってから唇が重なる。 冷たい手で頬を撫で、舌を絡めながら接物をし、潤んだ瞳で見つめられる。
時々漏れ出る吐息と声。羞恥に耐えられず、立ち上がろうとする。
だが、逃げようとする俺を見、腰をホールドして唇を離す。名残惜しそうに銀糸の糸が途切れると、耳朶を優しく触れる
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太腿を掴むと直ぐに組み敷かれる。真っ赤な跡に触れ、満足気に微笑む。
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太腿に牙を添え、血は啜らずにカプリと噛み付き、所有物という証をつけられる
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最初から痛感なんて持ち合わせていない。首を絞められても、血肉を抉られても、痛みを感じない。
息苦しい、気持ち悪い。どうしてこんな事をされるのだろうか。
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唾液を零し、シーツを掴みながら慌てて乱れた衣服を整える。
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